バナナ農園での労働の話
どうも、オーカズです!
今回は、僕が約一年働いた、オーストラリア・タリーでのバナナ農園のお話をします。
バナナと言えばフィリピンを思い浮かべる方も多いと思いますが、オーストラリアもなかなかのバナナの産地として有名な場所なのです^^
僕はオーストラリアのタリーという小さな町の農園で働いていました。本当に小さな町で、スーパーが一つしかなく、しかも19時に閉まり、それ以降はくそ高いコンビニしか開いていないと言うほど不便な町です。笑
僕が働いていた当時の時給が19ドルで、沖縄生まれの僕にとってはかなりの高給でした。
仕事内容はさまざまで、バナナの木になっている房を切る人、それをトレーラーに運ぶ人、トレーラーの運転手、バナナをある程度のまとまりに切る人、サイズや品質が基準に満たしているか選別する人、それを箱に詰める人など、多くの作業に分かれています。
もっと細かく分かれていますが、大雑把にこんな感じです笑。
僕は主に、切った房をトレーラーに運ぶ作業をやっていました。
皆さん気になったバナナを見た事ないかと思いますが、めちゃくちゃでかくて重いんですよ笑
こんな感じです(笑)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57587516/picture_pc_62ee3c40922962006fa89286f1d8c111.png?width=800)
忙しい時期は、これを担いで走ったりもします。笑
最初はかなりきついんですが、2週間もすれば持ち方やバランスの取り方が分かってきて、割と楽に仕事ができるようになります。
オーストラリアは自然が豊かで、しかもバナナ農園は山みたいなとこにあるので、動物がアホほどいます。
中には危険な動物もおり、タイパンという固有の猛毒を持ったヘビがいて、この蛇がたまにこの房の中で昼寝してて、バナナを担いでる時に急に出てきたりするんです。(笑)まじでビビりますよ笑。
他にも毒を持ってそうな蜘蛛もしょっちゅういて、たまに噛まれます。でも蜘蛛ぐらいならちょっとかぶれたり傷が治りにくい程度なので気にならなくなります。。笑
そして、意外にも蛇や蜘蛛よりも怖い鳥がいるのです。こいつです。
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カソワリという、オーストラリア固有の動物で、大きいのだと2メートル近くあります。この鳥がかなり凶暴で、年に何人か犠牲者が出るほどです。
特に雛と一緒にいる時が危険で、僕らが仕事している時にもたまに見かけたんですが、一緒に働いていた大柄な男達もマジでダッシュで逃げてました(笑)。当時はまじで笑えなかったんですけどね。
このように、さまざまな動物と接する機会ぎ多かったので、今振り返ってみると良い経験だなと思いますね。
さて、仕事の話に戻ります。
基本的に上で書いた仕事をやっていたんですが、他にもバナナの大きな房を小分けに切り分ける作業もしていました。
内容は、鎖にバナナの大きな房が括り付けられて、ベルトコンベアのように一つずつ流れてきて、それをナイフで切り分けて行くのですが、切り分ける作業を8時間やるのです。地獄です。(笑)
まずコツを掴むまで上手く切れないので、最初の内は力づくで切らないといけません。そしたら手首が痛くなって今度は痛みをかばいながら切らなくてはいけません。そうすると今まで無い動きを8時間やるので、仕事が終わるとコップも持てない程痛くなっているのです。
この仕事の経験者にコツを聞いても、痛くなくなるまで慣れるしか無いと言われました。(笑)
この仕事は本当に辛かったです。僕は良いのか悪いのか、ボスにお前は駄目だ出来ていない、と言われ2週間で前の仕事に戻りました。
他にも、台風が来る前にバナナの木が倒れないように、木と木を紐で結ぶ作業もありました。
オーストラリアは台風が頻繁に来るそうで、台風の前には男全員で農園を周り、身がなっている気が重さと風で倒れないように、紐で縛っていきました。
いつも同じ単純作業をする中でのこういった非日常的な仕事は楽しかったものです。笑
ちなみに、女性もたくさん働いていて、女性は全員取ったバナナを仕分ける作業をしていました。同じ農園にいた女性に聞くと、バナナを仕分ける際にゴキブリがバナナに乗っている事がよくあり、最初はみんなビビっていたが、徐々にみんな慣れて気にしなくなると言っていました。(笑)
このタリーのバナナ農園の労働者の多くはワーホリで来た若者が多かったのですが、少数ですが、オーストラリアの地元の人もいたりしました。彼らに聞くと、オーストラリア人は農作業を嫌い都会の方に行く人がおおく、都会の暮らしに疲れた人が時々田舎に来て農作業をやるんだといっていました。
他にもインド人が多く、かれらは貧しい地域の出身で、いまも根強く残るカースト制度の影響で良い仕事に就けないため、オーストラリアの外国に意味する人が多いんだと話していました。
僕はオーストラリアにいた2年間のうち、約一年バナナ農園で働きました。ここではほぼ全員バナナ農園で働くため、働く時間と休みの日が全員同じなので友達と過ごす時間もたくさん取れて良かったのと、一度仕事に就ければ安定して稼げるというのが大きな理由でした。また、田舎なのでやる事がなく、お金も結構貯める事が出来たのはかなり良かったです。
オーストラリアでは、バナナの他にも色々な農園があり、バナナ以上に稼げる仕事もあるそうなので、一度調べてみてはいかがでしょうか?僕は個人的にタリーの生活がとても楽しかったのだ、これから行く人には、バナナ農園の仕事を強くお勧めします!
ではまた!^^
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