カラオケが苦手な男

1日に合計20秒くらいしか言葉を発しない私。喉は弱い。
大学時代はブラスバンドにいた。音感はそれなりにあると思っている(演奏は下手だったが)。音程を間違えずに歌うことはできる。
でも、カラオケは苦手である。
歌う場所には大概、複数人いる。「みんなの知らない歌はまずい…」などと余計な気を使う。知り合いの間では「Get Wild」と「2億4000万の瞳」しか歌わないことになっている。何なら歌わずに済ませたい。料金が割り勘でも。

「歌いたい」という欲求はないので、「一人カラオケ」ということはしない。残念だが私には「自分で歌う楽しみ」はわからない。自分で喋ることも楽しくないし。そもそも自分の声が嫌いだったりする。根本はこれだな。
歌は歌手が歌ってるのを聴くのが一番耳に心地よい。ちゃんと訓練したプロの声。

手書きが嫌いでタイピングが苦にならないのも、「自分の筆跡が嫌い」だからだろう。「手書きの方がたくさん脳を刺激する」とか言われても、書き出した文字で不快感を覚えるなら逆効果だと思う。紙は結局ゴミになるし。

「嫌い」と「苦手」の多さ、「好き」と「得意」の少なさは、そのまま「自分嫌い」の度合いである。
できること?上には上がいる。必ずいる。私の作品が評価される可能性は低い。
本記事がようやく19番目。1000本書いた人にはかなわない。
自分は常に「負けている」側にいる。

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