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嵐の予感

 またまた問題発生、の予感。ちょっと火花が散りました。またですか~、ずいぶん早いな~と思いつつ、頭の中で色々自分の心を探ってゆく。で、思いがけないラスボスが出てきてしまった。表にいる人を私はずーっと悪者にしてきていたので、まさか、と思った。

 その表の人というのが、もう10年以上前に働いていた場所でのこと、キャラの濃い上司で、結構辛口でも仕事は出来るので、だれもその人のことを止められず、周りの他の上司たちからも恐れられていた。私は嫌いではなかったのだが、どう接していいのかよくわからず、いつも間にほかの先輩が入ってくれていた。そのあと移動があって部署の人が大幅に変わり、私は仕事とお付き合いの時の距離感がつかめず、勝手に悩んで身体をこわし、私はその会社を辞めた。

 ふとしたことから、ホ・オポノポノを知った。いいことも悪いことも、愛情をこめてクリーニングしてゆく。ずっと前に起きたことでも、たとえ直接その相手に会うことが出来なくても、その当時の自分側の気持ちを、癒して手放すことが出来る、ことを知った。

 私はその方に対して、クリーニングを何度も繰り返し、気持ちの整理が出来たときに「ごめんなさい、こじれてしまって残念です。本当はもっと違う付き合い方が今だったら出来たかもしれないですね」という気持ちを送ってみた。そのあとすぐその相手から、なんとなく「いいわよ、そんなこと気にしなくて」みたいな感じの返事?のような暖かい感触が返ってきてびっくりした。そんなことは初めてだったのでびっくりした。でも速攻で返事が来たところが、またその人らしくて、ひとりでちょっと笑ってしまった。本当いうと、他の先輩たちみたいに、その人とおしゃべり出来たらいいのに、と憧れている部分もあったので、ちょっとうれしかったのだ。

 だからなんでまた、似たような状況になってしまうんだろう?と悩んだ。よくよく考えてみて、キーワ−ドの数字が2人。そうだ、上司は手放ししたけれど、もうひとりの先輩格のひと、まだ私クリ−ニングをやっていなかった。そしてその人は良くわからない人だった。一見優しくおとなしいタイプの人だった。聞くと親切に色々教えてくれる。でもなぜか、そのあと状況がこんがらかるのだ。表では何も見えないけれど。優しくて親切、そつがない、控えめ、でも何を考えているのかわからない。喜怒哀楽がない。仕事はそつなく。目立ち過ぎない。

 だから、私あの人に、お手紙の書きようがない。何を書けばいいのだろう。本当におなかの中で何を考えているのかわからないので、想像がつかない、共感がわかない。考えるだけで気持ちが悪くなってきてしまった。この人だ、まさに黒幕。こわい。いつも怒りや悲しみがすぐ上がって来るのに。こんなの初めて。本当にお手紙書きたくない。あの人は今も同じところで働いているのだろうか。

 「たぶん、あなたなりに色々考えていることがあったのだと思います。私がわからなくてごめんなさい...」なのだろうか。なんとなく、父のような気もしてきたけれど...ちがうかなあ。この何を考えているのかわからない感というのが私はとてもこわい。加えて同じ空間にいるということも、落ち着かないし、本当に不安でしかたがない。嫌いなら私にはまだわかる感情なんだけれど。母は好き嫌いがとてもはっきりしている。「き・ら・い」にアクセントをつけて言ってしまうこともあるので、笑えないときもある。

 急におそろしいことを思いついてしまった。私は母の感情を結構な割合で受け継いでいて、人や物事をを好き嫌いだけで判断するタイプ(結構あたっていると思う)で、つまり母の目で、この大人しい何を考えているのかよくわからない先輩に、私の父親像を投影している説。母は大人しい父をいつも、ばかにしていた。あれは、父のことが理解できなかったから、こわいという感情から来ていたのだろうか、今の私みたいに?今から寝るのがこわくてしかたがない。どんな夢が今晩は私を待っているのだろうか?


今晩もお読みくださいましてありがとうございました。皆様はよく眠れますように。あしべはるかでした。



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