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4,5か月の赤ちゃんを連れてアメリカに行こうと決断するまでの話

アメリカに仲のいい姉が住んでいるため、
先日、家族(4,5か月の赤ちゃんである息子、夫、私)で会いに行った。
そこで3週間滞在した。
行くと決めるまでに懸念もあったが、結果として、行って本当に良かったと感じている。

悩んだことと、実際とを整理してみる。

心配ごと①:誰かが病気やケガをしたらどうしよう


これが最大の心配だった。
もし取り返しのつかないことが起きたらと躊躇した。
が、結果論にはなるが、行きの移動で大人が軽い風邪を引いたり、時差にやられたりしたくらいで、特に息子は何の体調変化もなかったように思う(軽い鼻水はあったか)。
また、もし病院にかかることがあっても、姉に相談できそうだったので、それも安心材料になった。

過ぎてみて思えば、空港など人混みに行くことで感染症のリスクは上がるが、
生後4か月だと、保育園で感染症をもらってくる子どももいる。
自然災害に巻き込まれてしまうリスクは、常に日本にもある。
当たり前だが、「アメリカにも人が住んでるんだなぁ」「アメリカでも子どもは育っているんだなぁ」と思った。
それなりに備えをすれば、人はけっこう生きていける。

心配ごと②:移動で周りの人に迷惑をかけないか


これもけっこう心配だった。
頭の中で、機内が暗く寝静まっている中、自分の息子の泣き声が響くシーンがイメージされた。
が、実際には、国際線(エコノミークラス)は、「みんなが寝静まっている時間」ってそんなにない。
常に誰か、トイレに行く、上の荷物を取り出す、眩しい光量でスマホを見る、足を動かしたくて立ち上がる、離れた席の家族に話しかけに行く、用があってCAさんを呼ぶ、と忙しいし、
そもそも、飛行機の音が常にゴォーっと鳴っている。
子連れもそれなりに多いし、異なる国の人が乗っていると、そもそも、日本ほど公共の場で静かにしないとと思っている人ばかりではない。
それに加え、赤ちゃんはやはり寝る時間が長い。
用意してもらったバシネット(赤ちゃん用ベッド)で、思ったより長く寝てくれた。
CAさんも、「私も2児の母なので気軽に声かけてくださいね」とチップを払いたくなる優しさ。
帰りの便になると、私自身も、赤ちゃん連れでの空の旅に慣れてきていた。

子どもを産むと、「これはさすがに子連れだと難しいな」と食わず嫌いになってしまうことがあるが、案外できることは多い気がする。
(いや、でも、ワンオペだったら大変だったかも…)
この出来事をきっかけに、私は、これまでやらない理由を探してしまっていた仕事における挑戦も、してみたいなと強く思うようになった。

心配ごと③:お金がもったいない?


こういう決断をするとき、ついて回るお金の心配。
まだまだこれからお金がかかる息子。
こんなことにお金をかけていいのだろうか。
ただ、夫と育休をとっている今しか、3週間アメリカには行かれない。
ついケチケチしてしまう自分のこれまでのことを振り返り、早々に、お金のことは気にしないことにしました。笑
これをきっかけに、夫婦の総資産を計算してみたり、これまでの支出を分析してみたりしたので、良い機会だった。
また、旅先では、視野が広がり、多言語を学ぶ楽しさを知って、これから息子を育てていく親にとっても、良い投資の機会だったなと思う。

心配ごと④:時間がもったいない?


惰性で受け続けている社労士の試験。
復職したらいよいよ勉強時間の確保が難しくなりそうで、今年何とか受かりたい。
(去年も、子どもが生まれたら忙しくなるから、と同じようなことを言っていたけど笑)
そんな中、3週間も行っていいもんかね〜と思っていた。
が、行くと決めたら、次は、時間が有限である自覚がふつふつと湧いてきて、
出発までの日々は、かなりハイスピードで勉強を進められた。
旅先でも気が向いたら勉強できるように、かさばらない暗記ノートを持参した。
旅行のおかげでメリハリがついてよかったなと思う。

結論:行ってよかった!

行かない理由は探せばたくさんあったけど、一つ一つ解消させながら、行く決断をできてよかった。

「落ち着いたらやろうと思っていることができるようになる日」って、多分自動的にやってくるものではないと思う。
つい、無難なことばかり選びがちだが、いろんな人に頼りつつ、えいっ!と踏み出してみようとするその活力を大事にできたらと思う。

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