【#第二回絵から小説】冬を弔う
はらはら、はらはら、花吹雪。
冬亡き世界に、花びらが舞う。
はらはら、はらはら、花吹雪。
こどもたちは、冬を弔う。
二度と降らぬ雪を希い、澄んだ冷たさに思いを馳せる。
はらはら、はらはら、花吹雪。
降り積もった花弁は、冬の墓標。
いつまでも忘れぬよう、あなたを永遠に想いましょう。
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清世さんの「第二回『絵から小説』」に参加させて頂きました……!
最近小説が思うように書けないので、今回は詩で参加です(ちゃんと詩になってると思いたい)。
山のように積もった花びらの前でしゃがみ込む男の子と女の子はどこか悲しげに見えて、そこから「冬を弔う」イメージが思い浮かびました。
清世さん、今回も素敵な絵と企画をありがとうございました☺️✨
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