スピッツの歌詞

 『知らないままで過ごせるのならその方がよかったこととかたくさんあるよ だけどいまだにアホな夢見てる』
 スピッツの小さな生き物の中に出てくる歌詞だ。20代半ばになったのだが、共感する歌詞の一つだ。こんな思いするなら、最初から知らない方がよかったな。そう思うのだ。
 例えば、友人が気になる人ができたらしく、しかし、工事現場というダサい職業に就いている彼とは付き合えないと言ってたとき。なんだよ!この世にダサい職業なんてあるもんか!働いてる人みんなかっこいいに決まってんだろ!学生の頃からの友が社会人になってスペック重視になっていたのがショックだった。他にもあるんだが、思いつかないので例を1つ挙げた。
 でも、純粋に夢だけは、あそこに行きたい、会いたい人に会いたい、美味しいコーヒーを探したい、可愛い服に出会いたい、そんな夢だけを見ることは誰でもできる。スピッツの小さな生き物を聴いてるとそんなことをいつも思う。

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