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普通の完備

2019/06/14
大人になれば子供が欲しいだとか愛しく思えるようになると思ってたし、ご飯を作ったり掃除洗濯したりを何の疑問もなく続けていけるものだと思ってた。自分の親がそうだったように。

でもどうやら違うらしいと最近気付き始めた。そういうことは普通のスペックとして備わっているわけではなくて、得意不得意があるものらしい。子供だって特に持ちたいと思っていない夫婦もいるらしい。

あたしは基本的に面倒くさがりで、自分のことをいちばんに考えてしまう。または自分の評価が下がらないことを真っ先に考えてしまう。嘘もつく、それは言っちゃダメでしょというようなこともたまに言う。なんだか最近、周囲からの評価と本来の自分自身とのズレが大きくなってきているように思う。そんなにできた人間じゃない。

ちまちまと本を読んで、海外ドラマを見てたまに映画を見たりしているうちに6月になっていた。仕事はうまくいっている気もするけれど、この先どんな展望になるかなんてまるで想像もつかない。何かが始まれば終わりに向かうだけと、宇多田ヒカルは歌ってる。

家の目の前のガソリンスタンドがいつの間にかエネオスになっている。エネオスの前が何だったか思い出せないまま。夜の12時を過ぎてもエネオスの隣に建設してる音楽ホールの工事は止まない。ホールの中で避難訓練の警報音のような大きな音が鳴り響いたりする。工事のおじさんの話す声も聞こえる。どんな施工計画でこんな時間まで工事しているのだろう。

結婚もして、扶養内で働いて普通の生活があってもう人生に思い悩むようなことはないと思っていたけれどなぜかあたしは今迷いの只中にいる。人生って思い悩むことなのかなあとも思う。爽やかでなるべくハッピーに生きていきたいもの。

#おやすみゆめであえたら
#エッセイ
#悩み

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