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欲しい情報はそれですか?

※今回はオフィシャルブログからの転載です。

FacebookやYouTubeなどを活用していると、どうしても「属性」が設定されていき、自分の嗜好に合わせた広告が表示されるようになります。当然私は「教育」「塾」の広告や動画をよく見かけることになります。塾を探している人、という設定になってしまうのでしょうね。そんな中から、ふと思ったことがあります。

情報が偏り過ぎている

そんな中、最近多く見かけるのが「受験コンサルタント」という方。自分で塾をやっているわけではなく、生徒指導をしているわけでもありません。

「お宅のお子さんがその学校に行くには、どこの塾をチョイスして、何校舎の何クラスに入るべきだ」

などということをコンサルし、定期的に悩み事をアドバイスしていくというのが仕事のようです。すごい時代ですね。料金は3万円ほど。保護者カウンセラーみたいなもので、お父さん・お母さんの伴走者なのですね。もちろん、「麻布」「開成」「武蔵」といった最難関へのアドバイスが仕事ですから、ご自身がそういうところの出身だと、こういう商売も出来るんだなぁと感心します。

最近では、SAPIXだ、四谷大塚だ、日能研だ、早稲アカだと、そういう塾のクラスを上げるための個別指導塾ってのも大流行のようで、転塾しないで塾のための補習塾に通ってクラスを上げて、優秀な先生の指導を受けたほうがTOP校へは近い…というのがその理屈のようです。大手や中小にかかわらず、こういう需要でいっぱいになっている塾も数多いと聞きます。

さらに言えば、書店を見れば、「普通の子が開成に受かった話」的な受験成功談や、「早稲田・慶応に受かる子育て」「東大に入れるための子育て」みたいな本がやたらに平積みされており、猫も杓子も難関校受験、そしてそのためには何をさせたか?みたいなノウハウがもてはやされています。

「第一志望校に9割合格する親」
「普通の子がトップ校に合格できる最強の中学受験」
「大学付属校合格マニュアル」
「難関校に合格する勉強習慣」

そんなんばっかり!(笑)

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