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OSS活動でのエンジニア転職推進

どうも"おもり"です。

僕はAndroidエンジニアとして3年目です。

今はメーカーの機器専用Androidアプリを開発してます。

理由は別の記事にて説明しますが、転職をしたいと思ってます。

別の会社のAndroidエンジニアとして転職したいなーって思っています。

※このマガジンでは、Web系エンジニア(Webアプリ開発、モバイルアプリ開発などを行うエンジニア)のことをエンジニアと称して説明していきます。


エンジニアの転職に必要なもの

一般的にエンジニアへの転職に必要なのは以下の2種類です。

・実務経験
・ポートフォリオ

実務経験があれば、仕事でどのようなことをしてきて、今はどのようなことができるのかを伝えれば、採用担当者はその人が、会社にとって即戦力なのか判断することができます。

実務経験が無くても、ポートフォリオを作れば良いのです。それを作り切る過程で、何をしてきて、何ができるようになったのかを伝えれば、同様に即戦力かどうか判断できます。

キーワードなのは、"会社にとって即戦力かどうか"ということです。

即戦力な人材とは?

では、即戦力な人材であることを信頼してもらうためには、何が必要なのか?エンジニアの世界では明確な答えがあります。

モダンかつ主流なスキルセットを持ち合わせていること

エンジニアの世界は技術の移り変わりが早いです。10年前に使ってた技術ができますなんて言っても、アピールになりません。

モダンで主流なスキルとは、それを使うことで、よりグラフィカルに、より簡単に、より高いパフォーマンスの高いアプリケーションを作ることができるようになります。

企業にとっても、コスパが良いアプリケーション開発につながるので、可能な限りモダンで主流なスキルを使えるエンジニアを求めるのです。


モダンで主流なスキルセットを獲得するには?

ネットや書籍、動画教材などを駆使して勉強する。要はインプットですね。インプットの質が高い順に並べると、以下のようになります。

1: 動画教材
2: ネットの情報
3: 書籍

書籍よりも動画教材の方が分かりやすいのは間違いないです。書籍では書ききれない1つ1つの手順も動画では見ることができます。

ネットには最新の情報が豊富にあります。書籍は発売したら最後、情報の鮮度は下がる一方です。何より、最も正しいのはそのスキルを開発した会社が書く公式ドキュメントです。それをもとに動画や書籍などの教材は作られていくので、ネットの情報だけで完結することもできます。

ポートフォリオに学んだスキルセットを盛り込む。ここでアウトプットです。みなさん、耳が痛くなるほど、インプットとアウトプットはセットにして意味があると聞いてきたことでしょう。その通りです。でも、ここの段階で多くの学習者は篩にかけられ、落とされていきます。それはなぜでしょうか?


アウトプットが難しいのはなぜ?

それは、初学者にとって何を作ったらいいのか考えることがとても難しいからなのです。

エンジニアの仕事は以下の図のような流れで行われます。

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①何をつくるか考える。(要件定義、基本・詳細設計)
 ↓
②実際に作る(プログラミング)
 ↓
③作ったものが考えたとおりに動くか確認する(単体・結合・システムテスト)
 ↓
④作ったものを販売する(リリース)

①の工程を特に上流工程とも言われます。エンジニアは上流工程になればなるほど報酬が増えるもの、つまり難易度が高いものなのです。

アウトプットをするには、①から④まで順番に進めることになりますが、①の最難関が最初にやってくるため、挫折していくのです。

TO DOリストアプリなどのありふれたポートフォリオでは、採用担当者は見飽きてたりもするものです。他の人と差別化を図っていくには、以下のようなことを満たさないといけません。

・モダンで主流なスキルセットを使っていること
・マテリアルデザインを使ってUI/UXをケアしていること
・多くの機能を盛り込んでいること

などなど、他にも沢山あります。それを満たしながら何をアウトプットするか考えるのは大変です。そこで僕が勧めたいのがOSS活動です。


OSS活動とは?

OSS(Open Source Software)活動とは、無料で世界中のみんなで協力してアプリケーションを開発することです。実際には、アプリケーションだけでなく、開発ツールやライブラリなど開発対象は多岐に渡ります。

ある人が作りたいアプリケーションを思いつきました。その思いついたものを、自分だけでなく世界中の人に協力してもらって開発をすれば、自分1人ではできなかった大きなアプリケーションが作れます。

そのように、作りたいものを世界中にシェア(これは、Githubというプラットフォームで行われる)して、誰もが開発に参加できるようにするのが、OSS活動です。

つまり、先程最難関といった何をつくるか考えるフェーズを誰かが行ってくれるのです。実際に作るフェーズから開発をすることができます。僕は何を作るか考えることに悶々と悩まされるぐらいなら、何かを実際に作り始めることを勧めます。

OSS活動を通して、ほとんど実務経験と同じノウハウを学ぶことができます。1つのポートフォリオでは無いけど、複数のOSSに貢献した功績があれば、それは十分に転職に使用できるものだと考えている。実務経験とポートフォリオ以外のもう1つのエンジニア転職のための武器になり得る。

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しかし、OSS活動には1つ問題があります。初学者にとって良いOSSが少ないことです。また、Githubは英語がほとんどのプラットフォームなので、OSSを検索するのも難しいです。初学者にとっては、何をどうしたら良いかも分からないものです。世の中にまだまだOSSへの手引書がほとんど無いんです。


OSS活動を推進したい

僕は今年、多くのOSSを運営して、日本のOSS活動を活気づけられたらなと考えています。多くの人にOSS活動を通して、エンジニアへの道を切り開いてもらえるようにしたい。そのためにこれから発信を頑張っていきます!

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