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馬と、より良いパートナーになるために、ご褒美を上手に使い分けよう

この記事は PAULICK REPORT に許可を得てTreat Well: Use Food Rewards Discriminately To Create A Better Partner の記事を翻訳して掲載しています。

馬は、特定の作業や行動をすることと、それに対するご褒美が結びつくのを理解するのに、それほど時間はかかりません。特に、そのご褒美が美味しいご褒美であればなおさらです。多くの馬主さんが無差別におやつを与えていることもありますが、特定の望ましい行動に対するご褒美として、撫でたり言葉で褒めたりすることも含めて、慎重に配慮して行うべきであるとEQUUS誌は報じています。

ご褒美をあげることは、食べ物でもその他の物でも、馬に肯定的な連想を抱かせる最も効果的な方法です。ご褒美とは、優しい言葉、首のあたりをポンポンとしてあげたり、または、おやつなど、馬にとって望ましいものなら何でもいいのです。馬の長期的な学習という点では、食べられるご褒美よりも、行動的なご褒美の方が馬にとっては良いことが多いです。行動的なご褒美は、馬場でのマナーから鞍上に人の乗せる時に馬に求めることまで、あらゆることを教えるために用いることができます。

適切なご褒美を与えるためには、馬を扱う側は正確なタイミングを計らなければなりません。取ってほしい行動後、ご褒美をあげるタイミングは10秒以内です。そうすることで、馬は行動とご褒美を結びつけて考えるようになります。

「褒めてあげること」と「褒めすぎ」は紙一重で、「褒めすぎ」は馬がご褒美に鈍感になったり、ご褒美に対して何も感じなくなったりします。頻繁にご褒美を与えている馬は、おやつや、撫でてあげることが当たり前になり過ぎると、ご褒美に対して反応しなくなります。逆に、予期せぬご褒美は、馬の脳内の快感物質であるドーパミンを最も多く分泌させます。

ご褒美とは、単に、撫でる、褒める、クッキーをあげることだけではありません。休息や、仲間と一緒にいること、日常生活など、さまざまなことを馬は大切にしています。ご褒美が良いものであればあるほど、その関連性はより強く記憶に残ります。馬主さんや馬を扱う側は、より強く馬の記憶に残してあげるために、ご褒美に変化をつけると良いでしょう。

性質上、馬は良いことも悪いこともすぐに行動に結びつけますし、いつも、もっと欲しがってしまいます。優しく触ってあげると、すぐに歯を見せて、もっと要求するようになるため、ご褒美の使用は慎重にしましょう。

馬のご褒美の関連付けと強化のテクニックについて、詳しくはEQUUSマガジンをご覧ください。

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