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節分あれこれとレシピ

今年の節分は100なんねんぶりに2月2日なのだそう。

もともと節分は読んで字のごとく、四季それぞれにあったものが旧暦の新年に当たる春にだけ残ったものだという話らしい。

立春の前に災厄をはらうという今日に残る「追儺」の儀式は、古く中国からの遣唐使によってもたらされたもので、その後今の時代のように巷に疫病が流行ったときに当時の天皇が行った儀式が節分の由来とされているよう。

今のように炒った豆を「鬼は外、福は内」と言いながら撒くようになったのは室町時代の初め頃からだとか。

それには様々な言い伝えがあるようだけど、そのひとつの中に「まめ」は「魔滅」に通じていて特別な力があったからという説が有力なんだって。(文字感が鬼滅みたいだなって思ったけど、あながち間違いでもない。)

確かに小豆の赤い色も昔から疫病退散の力があると言われていたって話を聞いたことがある。

ここまでが節分の由来。

季節の変わり目には邪気が入り込みやすいって考え方は、現代の風邪をひきやすいってのと同じで、はるか昔からある話なんだなって妙に納得してしまう。

人間の根っこはそのころから変わってないのかもね。

むしろ体感でだけ感じて儀式を行ってた昔の人たちは感覚が鋭かったんだろうなーなどと思いを馳せる2021年2月2日。

今日は我が家でも節分の豆まきをして、先人たちの思いに寄り添おうと思う。

そうやって人間は強く乗り越えてきた。

私たちもこのコロナ禍を力合わせて乗り越えていこう。


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「福豆ショコラ」レシピ

材料:
ミルクチョコレート120g、グラニュー糖30g、塩小さじ4分の1、水大さじ1、福豆100g、バター5g、ココアパウダー適宜
作り方:
小鍋にグラニュー糖と塩、水をいれて火にかける。沸騰したらグラニュー糖を溶かし、そのまま少し煮詰める。
福豆を加えて弱火にし、木べらをつかって混ぜ続ける。
結晶化して白くなってきてもそのまま混ぜ続けて、キャラメル色になってきたら火を止めてバターを加え溶かす。
キャラメリゼした福豆をオーブンシートにくっつかないように並べて冷ます。

その間に刻んだチョコレートを少しずつボウルに入れながら、50度くらいのゆせんにかけて溶かす。
※チョコレートの温度は45度まで! 温度があがってきたらボウルを湯せんから外すこと。
冷めた福豆をボウルに入れてチョコレートを大さじ2ずつ加えて絡ませる。
チョコレートを重ねて絡ませるのを繰り返したら、オーブンシートになるべくひとつずつ並べて広げる。
完全にかたまりきらないうちにココアパウダーをふって、福豆ごとざるに入れて余計な粉をおとす。
常温で完全にかためたら出来上がり。

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節分用の福豆でバレンタイン用にも使える魔滅チョコ。

よかったらあなたの大切な人にもおひとつどうぞ。

(こちらの記事は以前別の場所で書いたものを改訂しています。)



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