見出し画像

デタラメ数学的宇宙論による頭山からの脱出方法の検討

新しい宇宙を作ろう。

まずは土台を作ろう。

固いもの? 柔らかいもの?

白いもの? 黒いもの?

形は?

大きさは?

決まった?

時間は?

空間は?

この世界との繋がりは?

OK。

小指サイズの宇宙。

色は赤いのと黄色いのが混ざった色だね。

サラサラの砂。

ツルツルの膜。

時間は二手に分かれていて、合流も可能。

空間は共有。一部分離。

この我々の世界との繋がりは、中心の丸い泡。

この泡を通してこの世界の宇宙の果てと繋がっている。

素晴らしいね。もっと聞かせておくれよ。

この泡の世界へ行く方法は3つある。

一つは、現実の世界の宇宙の果てから、泡の膜へたどり着いて通り抜ける方法。ただし、スケールはミニミニ人になってしまうけれどもね。

もう一つは、この現実世界の何処かにあるたったひとつの泡を見つけ出すこと、そしてその泡に入り込むこと。ただし、今度はスケールがデッカイ人になってしまうけれどもね。

スケールを合わせる方法。あるよ。

それはね、頭山の方法さ。あの落語の。

ま、詳しくは控えるけどそういうことさ。

うやむや。

たとえば、その小さな泡をみつけて、宇宙の果てから泡の世界に持っていったらどうなると思う?

その泡の中の宇宙の中の泡の中の宇宙の中の泡の中の……
つまり、
(泡(宇宙(泡(宇宙(泡(……
だったものが、
宇宙宇宙宇宙宇宙……
となる。

そうすると、
もはや宇宙の中に泡はなくなる。
泡の中に宇宙はあるのだけれども。

これは宇宙と泡を逆にしても同じになる。

そうすると、入れ子になっていたものが、少し変わる。


ちなみに、どの階層の泡も同一とする。
どの階層の宇宙も同一とする。

一番上が、
(泡(宇宙(泡(宇宙(泡(……
もしくは頭の池に飛び込んだ時になるね。

二番目は、
宇宙宇宙宇宙宇宙……
もしくは、池に飛び込む直前だね。(赤い方が池だよ)

とすると、二番目の場合は、どんなにさくらの木を引っこ抜いてもダメだった理由は、ここにありそう。

自分の中に、自分がいるから。
自分の中には、木(池)があるから。

ということは、どうしたら良かったのか。

自分の果てへ行き、自分から抜け出す必要があったのでは。

そうすれば、こんがらがって入れ子になった世界から、分離することができたのでは。

分離すればもう、一つ一つ。

2つは関係なくなる。

そう、自分の中の自分を自分の中から追い出せば、池に飛び込むこともなかったのかもしれない。


ところで、うちの家族は桜の季節よりも少しズレた季節が好きだ。

そう、ズレているくらいがちょうどいいのさ。


はい。デタラメでした。

この記事が参加している募集

#宇宙SF

6,030件

いただいたサポートは、本を買うことに使っていました。もっとよい作品を創りたいです。 ありがとうございます。