詩:地下鉄のそら

地下鉄のそら

詩を作ろうと思えばいつだってできると
ラッシュの地下鉄の駅を歩いていて
心を開けば
さまざまな物たちがわたしの中に流れ込む
だけど流れ込みすぎて
心を閉ざす
でも全部閉ざしては 地下鉄の駅を歩けないので
まぶたは開く
けれども わたしは 遠くのそらをみていて いつかの草花をみている
大切なほほ笑みを浮かべながら
地下鉄の改札を通り抜けた

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