君と過ごす1日は、楽しいという感情の中にいることさえも忘れてしまって、君が帰った一人部屋でやっと思い出すんだ。 君が扉を開けてやってくるあの高揚よりも、もう一度扉を開くその時の恐怖が上回ってしまう。どうにかして、君への感情を君の中に移してはもらえないだろうか。 君は、僕がいなくても確かに生きていける。それと同じように、僕も君なしで生きてはいけるんだ。 でも、今は君といたい。 君がいない部屋は、静かで寂しいよ。 君もそう思っていたら良いのに。 だけどまた、君は素知ら
サイフをゆたかにしたいなら 等身大の自分を見よう セイカツをゆたかにしたいなら 大切な人を見つけよう ミドリをゆたかにしたいなら 小さな破壊をやめてみよう ココロをゆたかにしたいなら 嫉妬とうまく付き合おう ゆたかは青い鳥かもしれない ゆっくり ゆっくり 見つけていこう ゆたかさに単位はありますか 重さは 面積はありますか 高さも方向もないだろう あなたらしく、あなたの中の ゆたかをもって あなたらしい主人公を演じよう あなたは ゆたかだ
タマネギってくさい だから嫌い タマネギって辛い だから嫌い タマネギって玉葱って書くんだよ だけど嫌い タマネギって嫌われ者 牛丼に入ってるしなしなのやつ とろみを増してくれる存在 ドレッシングに会うシャキシャキのサラダ うーん タマネギって案外美味しい タマネギって案外かわいい 嫌いだと思ったからって 臭いからって 理不尽に嫌ってごめん 私はタマネギ、案外好き
私、マニキュアがズラリと並んだ売り場を見ると、なんだかウキウキした気分になるのです。 初めてマニキュアを塗ったのは、小学生の頃でした。 プリンセスのドレスを買った時についてきた子供用のマニキュアです。 その時は、大人になったら毎日自分の好きなマニキュアで爪を彩ろうとウキウキしていたものです。 大人になった今でも様々なカラーバリエーションのあるマニキュアを見るとあの頃のウキウキ感が蘇ってきます。 しかし、大人になってからするマニキュアは塗る直前は楽しいものの、不器用な
私がまだ、小学生だった頃のお話。 実家は静岡にあり、小さい頃はよく川でカニを採ったり、庭や田んぼでトンボなど虫たちを追いかけたものです。 そんなある日、祖父母、母、従兄弟、叔母伯父と総出で夜に家を空にしたことがありました。 「セミの脱皮を見に行こう。」 そう言ったのは、確か叔母ではなかったでしょうか。 その一言に反対の者もおらず、自然と家族全員で庭の一角、セミの脱皮見学会の開会です。 セミの抜け殻をどれだけ多く見つけられるかを、小学校から家までの帰路で競っていた私