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明け方のつぶやき

昨日、よく会ういつも酔っぱらうとうるさいなぁ、と思ってた人と飲んだ。といっても待ち合わせてとかでなく、お互いに行きつけのバーで会って閉店時に、お客さんが2人になっただけだが。彼のことは別に嫌いなわけではない。むしろわりと好きだし、仲良しだと思う。酒場で知り合って、お互い連絡先も知らない中だが、よく会って話していうちに同学年だと知って、なんか親近感がわいて仲良くなった。ただ酔うと声が大きくなって、自分の話、意見をずっと言っている。言い方は悪いが、それが嫌なわけではなく、自分の話を強くはっきりと言える彼のことが羨ましいと思っている。ただ、昨日は、お前もなんか言えと言われて、ばばばばっと自分がぶちまけたら、べろべろだった彼に、今日はこれくらいにしようと諭された。昔から、悩みを打ち明けてくれる友達はいるけど、こちらから悩みを打ち明けるならこの人という親友はいなくて、言いたいと思ったときにたまたま隣にいた人に悩みをぶちまける良くない癖がある。だいたい次の日になんで昨日、あの人にあんなこと言ったんだろうと思う。いつものことだから後悔とまではいかないけど、自分の行動に疑問やもやもやを抱える。昨日も余計なことをたくさん言った気がする。彼に何も言ってこないのは心を開いてないからだと言われて、彼のことはわりと好きなので、そんなことないよというだけのつもりが、そのまま流れで余計な闇をさらした気がする。

昔から自分に自信がある時とない時との波が激しい。また好かれたいよりも嫌われたくない気持ちが強い。誰かに嫌われることが嫌で謙虚にいようと意識することが、それ自体慢心な気がしてとても自分が嫌になる時がある。はたから見ると、そこそこ器用に生きてきて、そこそこに良い大学を出て、そこそこに良い会社で仕事して、恵まれた人生を送っていると思っている。ただ、中身はただただつまらない男なので、ふとしたときにクソミソに自信がなくなり悲しくなるとき時がある。

基本的に自分のことを人に話すのは怖くて苦手だ。結果、人の話を聞くことが多い。するとだらだらと自分のことを話したい人が多いので、聞き流しているだけで人に好かれることが多く、コミュ力が高い方だと言われがちだ。いろんな人と仲が良いと勘違いされるが、だいたい人に興味がなく、軽く聞き流しているからみんなと仲良くできているだけだと思う。楽しく飲んで、いろいろ話して仲良くなっても、相手のパーソナルを覚えていないことが多い。どうでもいいことだが出身地や誕生日、年齢やひどい時は名前も。次に会ったとき名前を呼ばれたり、話しかけられることがあるが、こっちは何となく会ったことしか覚えていない。ひどいときは会ったことすら何も覚えていない。そんなうわべの付き合いを繰り返している。だから、人にずばずばと意見を言える人はすごいと思う。やっぱり人に興味も意見もないし、人に意見する自信もない。自分はバカで人に意見する立場にないとか卑下して思っているわけではない。むしろ、まわりはバカばっかりだなと思って慢心する自分に嫌気がさすくらいに、自信をもつときもある。ただ、人は人。その人が思うようにやっていることに自分の意見はどうでもいいと思ってしまうし、自分も人の意見なんて聞きたいと思うことはないので、求められてもない意見をすることに発想が及ばない。

仕事でも迷走している。今の会社には満足しているが、今の部署はやりたかったこととは程遠い。しかし今は、他のどこか異動したい希望部署があるわけでもない。転職したいわけでもない。迷走中だ。今の人事に納得がいっていないわけでもない。今所属しているのはデータ分析を行う部署で、異動してすぐにSQLやらTableauやらなんやら覚えさせられた。データや数字にアレルギーを持つ人もいるが、数学がもともと好きで大学院まで数学を専攻していた私には、データの分析は数学に近い感覚がありアレルギーは無かった。むしろ、データをいじって求められる数値を算出する実作業は、自分にとってはある意味楽しいというか楽というか全く抵抗がなく、それは人事が適材適所を考えているんだと思った。ただ扱っているデータに全く興味がない。関心がない。前にいた部署は楽しかった。楽しすぎた。いわゆる現場と呼ばれる部署にいた。ニュース番組の生中継の技術を担当しており、報道現場の最前線で7年間走り回っていた。気がつけば、社員の中では最古参になっていて、異動前の最後の年は数十年に一度という大きな中継のチーフも経験させてもらった。だから、今の部署では、そんな会社への恩返しとして精一杯自分のスキルを活かして会社に貢献できればと前向きにとらえようとしている。ただ、ある意味で自分に向いている楽な作業に甘んじて、ただ堕落しながら、うまく成果をだしているように見せかけていることがあり(ほとんどで)、これが精一杯か?とまた自己嫌悪に陥る。また、このあとに行きたい部署もない。前の部署にもどったら楽しいが、個人的な会社に対する思いとして、一度でた部署にただ戻ることほど無駄は無いと思ってしまう。いろいろな仕事がころがっている会社で、せっかく異動するならこれまでと違う経験をしたい。わざわざブランクを挟んで、もといた部署にもどって何があるんだろうと思ってしまう。ただ、前の部署が楽しすぎて、それ以上に魅力的な部署もみつからない。

そんな話、悩みをどこまで言語化できていたかわからないが、昨日はばばばばっと話して、引かれて、さっきまですごい酔っ払いだと思っていた彼に、今日はこれくらいにしようと諭された朝。家に帰ると寝る時間が無くなるからと、会社に直行したが、なんだか眠れずに、だれもいない早朝のオフィスで、こんなnoteを書いてみた。おはよう。

何の話か分からないけど、普段、温厚に飲んでいる人が、なんとなくの気分で、ずばずばっと闇をみせても嫌いにならないでね。ということ。昨日、彼と、その日のバーテンだった娘(ガールズバーでは無いよ)に、嫌われたか、少なくともひかれたのではと不安しかない。もっとうまく話しできなかったかなぁと思う。むしろ余計なこと言う必要なかったなと思う。

スーパー理系人間の私は、仕事などで数字を扱うときなどみんなバカばっかりだなと慢心することがある一方で、会話の中ではなぜ自分はこんなにバカなんだと思うことが多々ある。だいたい、ああ言えばよかったとか、そもそも言わなければ良かったとか、発言して良かった思うことの方が少ない。なるべく人前で話したくない。日本語って言語って難しい。

だいぶ脱線するけど、人前で話すのが嫌いなのに組合の委員長とかやっている時期があって、会社との折衝や組合の運営は嫌いじゃなかったけど、代議員会や大会で前で話すのは苦痛でしかなかった。

この記事も誰かに見せる意味があるかわからないけど、自分の頭の整理も兼ねて、書いてみた。

また脱線するけど、ある娘から、定期的にカウンセリングを受けているんだという話を聞いたことがあり、親戚や友達は信頼していないとかではなく知り合いだから言えないこともあって、第3者で専門家のカウンセラーにいろいろと打ち明けられることがとても良い、と言っていて、すごい納得したことがあった。

ここはカウンセリングの場でもなく、たまに第3者じゃない知り合いも見てるかもしれないけど、誰が見てるかわからない場で、ぽろぽろとつぶやきを公開することに、勝手に似た感覚をおぼえている。

そもそも誰か見てるんだろうか。誰も見ていなくても、誰かが見ているかもという場所でつぶやくことが言いのかな。

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