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噛み合わせの問題(2)対策編

噛み合わせの問題から起こる様々な不調…歯医者でもない私たちに何ができるか?

僕はこのできる事を3つに絞りました。それは…

①噛み締めに気付いて、それを手放す
②できるだけ左右ともに使う
③ナイトガード(マウスピース)を使う

です。①からご紹介します。

「噛み締めに気付いて、それを手放す」

そのままです。現行犯逮捕。噛み締めの実態は筋肉の緊張です。咬む筋肉の場合もあれば、表情筋が引き金になっている事もあります(だから心因性でくくられる事も多い)。

犯行現場を絞っていくことから始めるために、特定のキーワードをトリガー(引き金)に決めてしまいます。

例えば「画面を見ている時」をトリガーとしましょう。画面を見ているときは、同時に噛み締めていないかという注意を払う。時々でいいです。

気付いたらオフにする。それだけです。それだけで噛み締めている累計時間は減ります。

トリガーは好きに設定すればいいです。「ドアを開けるとき」「人と話しているとき」「鏡を見たとき」。書いて目に付くところに貼っておくのが有効です。

夜間はどうする?寝てるときは気付かないでしょう?

推測ですが、寝ている時の噛み締めは日中の状態に依存しています。ですから、日中の噛み締めを減らせば夜間も減るはずです。


「できるだけ左右共に使う」

大抵の人は片方を優位に使っています。分からなければピーナッツとか固いものを口に入れると優位な方に自然に行くので分かります。

片噛みは2倍早くストレスが蓄積します。これを減らしたいのです。

咀嚼する時左ばかりになるなら、右でも噛むようにしてみます。

顎が落ち着かないかもしれませんが、時間をかければ大丈夫です。

食べるのがゆっくりになるのも体にとって優しいので、食事の時間にもゆとりを取り、自分の咀嚼の傾向を見つめてください。


「ナイトガード(マウスピース)を使う」

ナイトガードは1mm厚と非常に薄い樹脂製のもので、就寝時のみに使います。

マウスピースと聞くと煩わしく感じる方もおられると思いますが、このナイトガードはそれほど負担になりません。保険適用ですし。

ナイトガードは表面がツルツルしており、噛み締め切ることができなくなります。

仕組みですがネジとドライバーで例えると分かりやすいと思います。

ネジ穴にドライバーの先がかっちり合うことによって力が伝わりねじ込めるのと同様、かっちり噛み締めているために全身に力が伝わってしまうのです。

だから凹凸を外してしまう。すると噛み締めが起こっていても他には伝わらなくなります。

夜間に気付いて緩めるのが難しいから、このナイトガードを使うのは有効です。

問題解決にはなりませんが、悪化を防ぐことができることができるのです。


この3つを日頃行うのが結果的に最も効果的だと今の所思っています。

一般的に指導される全身のストレッチや筋トレも有効なので、続けられるなら組み合わせるとよりよいと思います。

が、運動は続かない人も多いですし、努力しない自分のせいって自分を追い込んじゃうのがトレーニングの難しいところです。

僕の3つの提案は比較的労力がかからないので、噛み締めにどうしたらいいか悩んでいた方はぜひやってみて下さいね!

それでは、また。



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