見出し画像

家に入るのに三万円かかってしまった話

餅は餅屋、鍵は鍵屋。
そんな言葉が浮かんだ、いろいろな意味で冷え込んだ夜の話です。
夜、子供たちと主人を迎えに駅へ向かい、お家帰ってご飯にしようとわいわい帰ってきた今夜。
誰が家に入れなくなると想像したでしょうか…

いつも通り、鍵を開けて入ろうとしたら10センチほど開いてドアが止まってしまいました。
またまた〜といった感じで、ドアを開けようとすると、やはりそれ以上は開かない…。
アレ❓
どうやら出掛けにドアガード(というらしい)がドアを閉めた衝撃でかかってしまったらしいのです。(後日談)
我が家は築20年以上の中古住宅です。このタイプのドアガードはとても珍しいらしい。

寒空の中、いよいよ開かないドアを前に私も主人も焦りました。全ての雨戸を閉めており、しっかり鍵を閉めている。防犯対策はばっちり。
また随所はめ殺しの面格子になっており、どう考えても入りようがない…涙
つまり、家主が正門から入る以外の方法はありませんでした。
くしゃみをしはじめた子供たちを横目に主人は鍵屋さんを調べ、来るまでにもやれることをやる❗️と、思いつく限りの道具でガシガシやっていました。
その後義父も援護に来てくれました。
でもあかん…。

30分後くらいに鍵屋さんが来てくれ、鍵を見て一言。「このタイプは難しいかも。5万みてください」。
…がーーん❗️
鍵ってそんなにかかるの❓
我々の反応を見て、窓を割る方が安いので窓を割る人もいますよと。
鍵屋のお兄さんは不敵な笑みを浮かべます。
えーー❓
さすがに割るという選択肢はなく、一通り窓が施錠されているかを調べ、うーーんと頭を抱えてしまいました。
多分もはや一択なのだが、やっぱり5万円は痛い…。
でもこの寒空の下、みんなで頭を抱えたところで家に入るためにはこの鍵屋さんに5万円をお渡しする以外にないため、頭の中のそろばんを弾き、覚悟を決めました。
その後、古いタイプのドアガードとしては難易度はそこまでではないらしく、お支払い金額は3万円となりました。
それでも予想外の出費なので泣く泣くです。。

無事に開錠し、元凶のドアガードは外してもらいました。
だいぶ前のもののようで、バカになっていたようです。
鍵屋さんが、旦那さん穏やかですね!と言うので
真意を聞いてみると、鍵開かないとイライラしている人がほぼだそうで。そんな中のほほーんとしている旦那に逆に凄みを感じるらしい笑

全てを終えてようやく暖かい部屋に戻ると、やたら元気のない、Gから始まるアイツが出てきました。
こんな日もあるんだね…と疲れ果て、逆にいいことありそうかも❓と、謎な期待を明日以降の未来に寄せてしまうのでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?