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浅草橋の本気を思い知らされた名酒場(西口やきとん本店/浅草橋/もつ焼き)

息子の誕生を機に両国に引っ越してからというもの、板橋時代とは打って変わって ”酒場開拓” が出来ずにいる。
やはり夫婦2人の気ままな暮らしの頃と比べて、赤ん坊や幼児がいては酒場なんて行く機会自体が激減してしまう訳で。

幸いな事に、ウチの息子は外食対応がそこそこ出来る子だったので、勝手知ったる店ならば積極的に連れて行くようにはしているのだが、それでも ”酒場” と呼ばれるような大人の店に初見で突撃というのは難しい。

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そんな酒場不足のフラストレーションを抱えていたある日のこと、息子をママチャリに乗せて浅草橋界隈を疾走していた際に、前々から気になっていた酒場の前を通りかかった。

その時はよほど酒場欲が高まっていたのだろう、無意識の内にチャリに跨ったまま物欲しそうに中を覗いて様子を伺ってしまったのである。

するとなんという事でしょう、店前に出ていたオッチャンに「席あるよ!」と声をかけられたのです。

「見ての通り子連れだけどいいの?」と聞き返すと、「奥にテーブルあるから大丈夫だよ!」とのこと。

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気付いたら何とも年季の入ったテーブル席に座っていた。建物の構造から考えて、どう考えても元は民家の居間だろうと思われる。
古い商店によくある、店と住居が一体化したような造りなんだが、その住居部分までも席にしてしまった感じ。

超落ち着く……。

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しかも、とりあえず息子を大人しくさせようとコーラを頼んだところ、「ボク、これ食うか?」と、次から次へとアイスやお菓子を持って来てくれた。

ヤバイ、これをヤラれると子供をほったらかしにして心置きなく呑めてしまう。これはサービスに見せかけた策略ではないのか!?

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料理はだいたい1~200円、酒も種類豊富でお値打ちと非の打ち所がない訳で……。

こういう店のメガって、本当にシャレにならないメガサイズで出されそうなので、色々呑みたい初見さんとしてはグっと我慢。

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元芸能記者、元AV監督などなど流浪の人生を送るフリーライター荒井禎雄が、時事ネタ・地域批評・グルメなど様々なジャンルの記事を書いています。…

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