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【西山事件】女性を酔わせて犯して支配して人生をぶち壊す行為を正当化する愚か者たち
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西山事件・西山太吉の死去、まさかの英雄視する声が
![](https://assets.st-note.com/img/1677497697935-RTRkP7ITz1.jpg?width=800)
何日か前、西山事件を巻き起こした人物として有罪判決を受けた元記者・西山太吉が死去したという訃報が流れていた。
「正しい」やり方だけでは倒せない巨悪と対峙した時、どうするか。報道の世界には「目的が手段を浄化する」という考え方もあり、西山事件はまさにその一つだったように思います。「運命の人」に合掌を。
— 武田啓亮 (@takedareporter) February 25, 2023
元記者の西山太吉さんが死去 91歳 沖縄返還めぐる「密約」報じるhttps://t.co/5sF3dfJXzV
すると、訃報を受けて西山を英雄視し、ジャーナリストの鏡として追悼する声が(主にマスコミ方面から)続出したのだ。
しかも、普段人権派を気取っているメディアや、そこに属する記者からそのような声が挙がったため、私は何が起きているのか理解できずフリーズしてしまった。
上に貼り付けたツイート主などは朝日新聞の記者である。という事は、朝日新聞は西山事件及び西山記者に対して同情している、あのやり方が正しいと考えている事になると思うのだが、それは「朝日新聞的に」どうなのだろう?
西山事件てなあに?
![](https://assets.st-note.com/img/1677497915584-l0JTbsbG4e.jpg?width=800)
あまりに古い事件なので知らない方もおおいだろうから、超雑に解説すると、西山事件とは「毎日新聞記者の西山が、情報欲しさに外務省の女性事務官を口説き、酔わせ、強引に肉体関係を持ち、W不倫(西山も女性も既婚者)を続け、女性を言いなりにして機密文書を盗ませ、それを社会党に密告した」という事件である。
しかもこの話には続きがあって、西山は情報源である女性事務次官の秘匿ができず、2人揃って有罪判決を受ける事になった。
詳しくはwikiを読めば流れが把握できると思うが、ネタが「日本とアメリカの沖縄返還に関する密約」という大ネタだったため、当時から論調は割れていたようである。
しかし最終的に毎日新聞は西山の取材方法について全面的に詫びを入れることになり、それ以降この話題について報じることはなくなったそうな。
結論として、日本とアメリカの密約の内容は正しかったが、その入手経緯が酷すぎるということで解決したはずなのだが、まさか今の時代にこの西山を神格化しようとする輩が現れるとは思わなかった。
話を進めるのに必要になるので、西山事件の判決文を載せておく。
https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/114/051114_hanrei.pdf
面倒でも目を通しておいて欲しい。
「正義だから」「巨悪が相手だから」とゲスを庇う人々
![](https://assets.st-note.com/img/1677499001208-7i9Vyr5KBl.jpg?width=800)
このように、あまりにゲス過ぎる西山事件及び西山本人に対して、名のあるジャーナリストや弁護士らがこれでもかと擁護ツイートをしている。
それらを見る前に、まずは判決文の中から特に重要な部分を抜き出しておくので、それを読んだ上で各ツイートを判断して欲しい。
被告人は、昭和四六年五月一八日頃、従前それほど親交のあつたわけでもなく、また愛情を寄せていたものでもない前記Bをはじめて誘つて一夕の酒食を共にしたうえ、かなり強引に同女と肉体関係をもち、さらに、同月二二日原判示「ホテルC」に誘つて再び肉体関係をもつた直後に、前記のように秘密文書の持出しを依頼して懇願し、同女の一応の受諾を得、さらに、電話でその決断を促し、その後も同女との関係を継続して、同女が被告人との右関係のため、その依頼を拒み難い心理状態になつたのに乗じ、以後十数回にわたり秘密文書の持出しをさせていたもので、本件そそのかし行為もその一環としてなされたものである
そのような被告人の一連の行為を通じてみるに、被告人は、当初から秘密文書を入手するための手段として利用する意図で右Bと肉体関係を持ち、同女が右関係のため被告人の依頼を拒み難い心理状態に陥つたことに乗じて秘密文書を持ち出させたが、同女を利用する必要がなくなるや、同女との右関係を消滅させその後は同女を顧みなくなつたものであつて、取材対象者であるBの個人としての人格の尊厳を著しく蹂躙したものといわざるをえず、このような被告人の取材行為は、その手段・方法において法秩序全体の精神に照らし社会観念上、到底是認することのできない不相当なものであるから、正当な取材活動の範囲を逸脱しているものというべきである。
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