見出し画像

両国国技館で "今日まで" ファン感謝祭開催中

本当は昨夜のウチにササっと書き上げようとしたのに寝てしまい、今日いっぱいのイベントを今日の昼過ぎにアップするという謎展開に。


それはともかく、昨日今日の2日間、両国国技館で大相撲ファン感謝祭を開催している。

普段は入れない場所まで公開されていて、場内にはお相撲さんがいっぱいいて、呑気で楽しいイベントらしいので、息子を連れて遊びに行ってみた。


検温と入場手続きを済ませるとパンフレットと大入り袋をもらったのだが、大入り袋が空だったのは嫌味か何かだろうか。袋だけ貰っても……。


まず目を引いたのは巨大ガチャ。色紙セットやらグッズ詰め合わせやら色々と景品があり、1回1,000円もするので、確率は甘いのだろうと思いきやそんな事はないので安心して欲しい。

だいたいがお相撲さんがプリントされたマシュマロというしょぼすぎる激辛仕様である。

なるほど、「感謝祭」というのは相撲業界がファンに感謝するのではなく、我々が相撲業界に対して金を払って感謝するという意味なのだな。

これぞ相撲のごっちゃん体質。

と、初手から全力で火を付けてみる。


先に申し上げておくが、このイベントはアイドルの物販イベントと同じで、推しに対してだけ財布を開きましょうというコンセプトなので、これという推しがいない場合は微妙かも。

逆に運良く推しが居てくれたら1~2,000円のグッズを買えば握手したりサイン入れて貰ったり写真を撮って貰えたりもするので、アイドル業界に比べたらだいぶお得だと思った。


普段とは違い、1Fの砂かぶり席などは片付けられており、力士達によるのど自慢大会が開かれていた。

だいぶゆるい空気が流れていて、これはこれで楽しい。スペースに余裕があるので、チビっ子達が全力で駆け回っていたのが印象深い。


私がこのイベントに悪印象を持ってしまった最大の要因がこれ。ごっちゃん体質なのは相撲でもプロレスでも慣れてるから見ぬふりをするけれども、本麒麟専用売店があって「なるほど!」と買おうとしたら350缶が1本400円て。発泡酒であってビールですらないのに400円て。

お前それはごっちゃんじゃなくて普通にぼったくりだろうが。やめろよそういうの。正直これでこの場で財布を開く気が失せた。

何かメリットがあっての金額ではなく、単にぼったくり価格なだけって、さすがに芸がなさすぎないか?

手段を選ばずファンから金を巻き上げる下品さしか感じないよ。


場内は屋外部分も含めてフードトラックや屋台が出ていて、さっきの本麒麟に比べたら何もかも良心的に見える。


「どうせこっちもぼったくり価格なんでしょう?」と何も期待せずグッズ売店を覗いたところ……


どうしよう、このファミコン時代のアイコンみたいなタオルはちょっと欲しい。

このお相撲柄のサコッシュとか巾着とかも悪くない、普通に使えそうなのでだいぶ欲しい。


めちゃくちゃ欲しい。完全に出オチと分かっているのに欲しい。誰かへのプレゼントの選択肢として確保しておきたい。


この売店の近くではちゃんこぐらんぷりなるものを開催していた。なんでも各部屋のちゃんこを食べて、どこが一番美味しかったか投票するようだ。


それならお財布を開いてもいいかなと思ったのだが、ちゃんこを買うまでが大行列で、買ったあとも食べる場所に困りそうだったので、あえなく断念。外が雨で濡れてなければ座り込んで食うという選択肢もあったんだけど……


また2階にはBIGニンテン様がこれまでに作ったポケモン懸賞旗の数々が展示されており、これは見てるだけでも楽しかった。子供連れにとっては、こういうコーナーがあると時間が潰せていいよねえ。

わざわざパノラマで撮ってみた。


何度見てもほっこりする巨大マカロン。


いつもお茶屋さんがいるところはやきとり屋台になっており、時間が合うと髪結いの実演とかもやっているらしい。


お茶屋さんゾーンのすぐ隣では振舞い酒を配っていた。木樽の香りが移っていておいしい。


そしてその振る舞い酒エリアのすぐ目の前の階段が開放されていて、地下に降りられるようになっていた。


広間では力士との撮影会をやっていたり、「力士と○○しよう」的なゲームコーナーも作られていた。


関取と手押し相撲という無理ゲー。大の男が本気で押してもビクともしないという、お相撲さんのなんたるかを思い知れるコーナーである。


広間の隅にはちびっこ用の土俵が用意されていて、テンションの上がった子供達によるバトルロイヤルが開催されていた。


地下には "画伯" こと音羽山親方の作品の展示室まであった。実物を見ると子供のいたずら書きにしか感じないという知見を得た。やはりこういう物はSNSなどで回って来るから良いのだなと……。


この地下コーナーはお相撲さんが入って来る花道に繋がっていて、その通路を歩かせてもらう事ができた。ちなみに場内へ続く花道の逆方向には地下駐車場がある。


ここを出入りさせてくれるのはいいなあ。なるほどなあ、こういう造りになってたのねえ。DDTの "両国路上プロレス" で見ただけだったので新鮮だった。

のど自慢大会のために、屋根と土俵がぞんざいに片付けられているのがちょっと面白かった。ゆるい、本当にゆるいぞ。


帰りがけに、警備室のドアが半開きになっていて、中が覗けるようになっている事に気付いた。あら、これはレアだな。


本麒麟400円のせいで財布のヒモがガチガチになってしまったが、全体的にはとても楽しい空間に仕上がっていたと思う。返す返すもボッタクリ本麒麟が勿体ない。

夕方になると食べ物などが何も残っていないことがわかったので、もし興味があるなら、なるべく早い時間に行った方がいいだろう……と、今日しかやらないイベントを昼過ぎに伝えておいて何を言っているのだろうと自分でツッコミを入れてみた。



※ 本文ここまで
以下はテンプレがあるだけなので、お布施してくださる方のみ有料マガジンをご購入ください。
https://note.com/oharan/m/me7f4e089bacd
ちなみに、有料マガジン(500円/月)も記事単品も同価格ですので、マガジンのご購入をオススメしております。

ここから先は

401字
[料金] 500円(月) [更新頻度] 2018年11月の開設以来、毎月約20本の記事を掲載しています マガジン購入者限定のネット配信番組なども思案中ですので、ぜひ応援よろしくお願いいたします。

月刊汁マガジン

¥500 / 月 初月無料

元芸能記者、元AV監督などなど流浪の人生を送るフリーライター荒井禎雄が、時事ネタ・地域批評・グルメなど様々なジャンルの記事を書いています。…

皆様からの金銭サポートがあると、子育てに追われる哀れなオッサンの生活がいくらか楽になると思わせておいて、息子の玩具やお菓子や遊園地代で殆ど溶けます。