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心から愛する神保町の名店で自分の老いを痛感する(まんてん/神保町/カレー)

当noteではちょうど去年の今頃に紹介した神保町の『まんてん』

最近は、通い慣れた愛するお店が次々とコロナ禍や後継ぎ問題、また建物の老朽化などで閉店しまくっている。「大好きなお店にはある内に通っておかねばならんなあ」と痛感する毎日だ。

そんな事を考えるようになったからか、近頃は懐かしい思い出の店に足げなく通うようにしている。
先日アップした大盛軒にフラっと行ってみたのもそうだし、息子を連れてマミーに行ったのもそういう理由だ。

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で、今回はまんてんに行きたくなったという訳でして。

この店は私が20代の全然金がなかった頃から通っている、いわゆる「学生街のキッチンスタイルのカレー屋さん」である。
この武骨というか、全く外装に金を掛けていない ”掘っ立て小屋感” がたまらない。それでいて風格を漂わせているところが老舗の貫禄というヤツで。

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先日紹介したキッチン南海もそうだけど、やっぱこういう店にはこの手の食品サンプルが似合うよね。むしろこれを置いてくれないと寂しいよね。

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さて、いつものごとく着席し、オーダーする訳だが、まず目の前に置かれるのはコップに刺したスプーン。
昔はスプーンがこうやって出て来るのが ”あるある” だったんだけど、今となってはレアになってしまい、この店くらいでしか見られない光景になってしまった。

また、水の隣に置いてあるのは、濃い目に入れたアイスコーヒーである。こちらは食後の口直しに飲むためのもの。

で、問題は今日何をオーダーするかなのだが、まんてんは何だかんだ来てるし、普段は頼まないトッピングを乗せちゃおうかな。

いつもはカツカレーにコロッケを乗せてたはずなので、今日はシュウマイにしようか、それとも赤いウィンナーにしようか……

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元芸能記者、元AV監督などなど流浪の人生を送るフリーライター荒井禎雄が、時事ネタ・地域批評・グルメなど様々なジャンルの記事を書いています。…

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