「思ってたのとちょっと違う!」……が、言ってみればこれは佐野ラーメン2.0ではなかろうか(麺や大山/栃木県佐野市/ラーメン)
少々前の話になるが、3月に家族3人で栃木県にいちご狩りに行って来た。
壬生に行き着けの良い場所があって、東京から比較的近いので重宝しているのだが、問題が「何を食うか」である。
壬生にも美味しいお店はあるけれども、せっかくの栃木じゃん。しもつかれ以外なら何でも食べたいじゃん。しもつかれだけは敵じゃん。あんなの週末の夜中になれば道端にいくらでも落ちてるじゃん(暴言)。
そんなしもつかれへの暴言はともかくとして、壬生でいちごを食べて、自然いっぱいの巨大公園で子供を遊ばせて、じゃあ次はどこへ行くんだいというお話である。
地図を見ると分かるけど、これが難しいのよ。少し北東に進めば宇都宮があるし、かといって欲をかいて宇都宮を目指すと帰りが遅くなるし。
そこで一躍脚光を浴びるのが、栃木県の南西の端っこにある佐野市である。ちなみにオレサマは若い頃に合宿で運転免許を取ったのだが、その場所は佐野のお隣の足利の教習所だった。そこで夜に合宿所から抜け出して町で飲み歩いていたところ、ゲイと思われる地元のオッサンに何故か気に入られ、逃げても逃げても追い回され、最終的に教習所までついて来られ、あやうく合宿施設がハッテン場になりかけた事があったが、今回の話とは全く関係ないので即座に忘れるように。
もはや何の話をしているのか分からなくなって来たが、佐野市と言えば佐野ラーメンである。私の中で佐野ラーメンと喜多方らーめんは「醤油系ラーメン」として双璧であり、常に美味しいお店の情報はカードとして持っておきたい。
そんな訳で、Googleマップさんにお伺いを立て、無理なく行けるエリアの良さげなお店を調べたのだが、最も気になったお店に着くや否やちょうど雨が降り出した。おまけに店の外に待ちが出てしまっている状況。
とはいえ、先客は5~6人くらいなので、女房と息子には車で待機して貰い、私ひとりで列ぶことに。
待ってる間にメニューを見とけと言われたので隅々まで凝視してやったのだが、これは何と言うか、私が思っていた佐野ラーメンとは微妙に違うというか。悪い意味ではなく、私の頭にある佐野ラーメンよりちょっぴり意識が高そうなのよね。
「選び抜いた3種類の塩をブレンド」って、そんなの佐野ラーメンじゃない!もっとこう田舎のオッチャンが手癖全開で作って「はいよ!」と出して来るのが佐野ラーメンだと思ってたのに!(偏見)
店先には製麺室もあり、佐野ラーメンか否かは置いておくとして、間違いなく美味しいラーメンが食べられそうではある。
皆様からの金銭サポートがあると、子育てに追われる哀れなオッサンの生活がいくらか楽になると思わせておいて、息子の玩具やお菓子や遊園地代で殆ど溶けます。