明治創業の鶏肉専門店で ”あまりにもガチ過ぎる鶏ガラスープの素” を買ってみた!
私が生まれ育った板橋区の旧宿場町の商店街(仲宿商店街)に、明治時代創業の鶏肉専門店『鳥新』がある。
この鳥新は、小売店としても卸しとしても大活躍している会社で、その昔は料理の鉄人に食材を提供していた事もある。
さてさて、ある日板橋仲間からの連絡が入り、鳥新が実に興味深い新商品の取り扱いを始めたという。
明治創業の鶏肉専門店が自信満々で売り出した『鶏ガラパック』
1袋780円で、2袋買うと1500円。ガラには種類があり、鶏・豚・ミックスの3種類があるそうな。
が、残念な事にこの日は鶏ガラパックが1袋残っていただけ。危うく品切れになるところであった。
何だかよく分からないかもしれないが、鶏ガラパックはこんな感じ。頑丈な袋の中に、適度に砕かれた鶏ガラがギュウギュウ詰めになっていて、重量は約1kg。鳥新の説明ポップによると、鍋で煮込むだけで美味しいスープが出来上がるのだとか。
オススメの作り方としては、5Lくらいの水で煮出し始め、最終的に2Lくらいまで煮詰めたら完成なんだとか。
ところが、この推奨されている5Lという量が絶妙に中途半端。仕方なく15Lの寸胴を引っ張り出して来て調理開始。
すると、煮始めて10分ほどでそれなりの白濁した美味しそうなスープに。
ただここで注意が必要だそうで、高温でグツグツ煮込むとトロトロした濃厚な白濁スープになり、もっと火を弱めてじっくり煮詰めて行くと、あっさりスッキリタイプの鶏スープが取れるんだとか。
オレも女房もトロトロ白濁タイプが好きなので、遠慮なく強火でガンガン煮続けてみた。写真の段階でも充分な濃さだったが、ここからさらに20分くらい煮続けてみた。
するとなんという事でしょう、このようなクリームスープかのような粘度になったではありませんか。
黒い土鍋に移したからという理由もあるものの、色も実に濃く、見ているだけで舌が満足してしまいそう。
で、悩んだ。
オレ様はこの絶対に美味しいであろう鶏スープをどうすべきか悩んだ。
素直に塩味をつけてラーメンとして食すかとも思ったのだが、貧乏性的にその食べ方はちょっともったいない。
皆様からの金銭サポートがあると、子育てに追われる哀れなオッサンの生活がいくらか楽になると思わせておいて、息子の玩具やお菓子や遊園地代で殆ど溶けます。