【茨城女子大生殺人事件】にパパ活説が浮上、 売春・援交・パパ活の危険性を報じ切れなかったメディアの罪
パパ活殺人……?
茨城県で起きた女子大生殺人事件が、パパ活のもつれだったのではないかという情報が出回っている。
この新潮の記事を読む限り「さもありなん」といった印象を受けてしまう。被害女性を貶める意図や、犯罪者を庇うつもりはさらさら無いが、この事件は広告屋やマスメディアの無責任さや、二手三手先が予測できない愚かさ、金欲しさの意地汚さが招いたように思えて仕方がない。
呼び名を無理に変えただけじゃん!
このnoteだったか、他のメディアだったか掲載場所は忘れたが、私はこのような「言葉を変えただけのインチキ商売」に対して、何度か批判記事を書いた事がある。
確か1本は過去に潜入取材までして拾って来た「疑似科学」「エセ健康食品」のネタに絡めた、詐欺師の手口に関する記事だ。
【トルマリン→波動→マイナスイオン……】と、主役になる物が変わるだけで、実態は同じ詐欺師連中が仕掛けているだけという心温まるお話である。(確かそのネタをパワーストーンブームの裏側と絡めた話もあったような……)
それとは別に、出会い系とマッチングだの、売春と援交だの、(システム的に僅かな違いはあるにせよ)実質的に単に呼び名が変わっただけの違法な商売を、さも合法かのように流行らせようとする、またそれに加担する、バカマスコミを非難する記事も書いた記憶がある。
こうまで言えば納得頂ける事と思うが、新潮の記事が概ね当たっているのであれば、今回の殺人事件はこれらと同じ属性を持ったお話という事になる。
金に目が眩んだバカマスコミと広告屋の罪
この件で私が最も声を大にして言いたいのは、この見出しの通りだ。この事件の背景には、単なる昔ながらの売春なり愛人契約の類を”パパ活”と言い換え、新しい商売として流行らせ、またそれに乗っかって視聴率や部数を稼ごう、広告費をせしめようとした、TV・雑誌などメディアの愚かさ が横たわっている。
過去に様々な事件やムーブメントをネタにして来たマスコミ人ならば、パパ活なんてもんが呼び名が変わり、使う道具がちょっと変化しただけの、単なる売春・援交だと分かったはずだ。
ならば、今後どのような事件が起きるかも想像できなければマズイ。むしろ、それが分からなければ報道に携わる資格などない。
ところが、パパ活なんてくだらない単語を流行らせ「援交とは違うんです、売春じゃありません」なんて世迷言をゴリ押ししている広告屋に流され、広告掲載や㏚記事といった形で、そんなバカ共の金をごっちゃんしてしまい、宣伝に手を貸したバカが少なからずいた。
嘆かわしいどころか、そんな連中は ”ヒトゴロシ” の烙印を押されても言い訳が出来ないのではないか。
性風俗を社会の端に追いやったツケ
こんな言い方をすると反論もあろうが、私はあえて「セックスワークや裸商売から目を背けたツケだ」と言いたい。
そうした商売を社会の隅に追いやり、まるで無い物として扱ったがために、そういう仕事の最新事情が分からなくなり、それと同時に防犯対策も講じられなくなってしまった。
そして、そんな注意喚起や最低限の自衛のための知識などが周知されない状況で、素人が安易に表面だけ真似をし、欲をかいて事件に巻き込まれる。
パパ活なんて単なる売春の亜流でしかない代物がこんなに流行ったのだから、すでにそういう流れが出来てしまっていると考えるべきだろう。
注意喚起する報道が足りないのだから、素人や子供が正しい知識を持つ機会がある訳もない。よって「そういうものだ」と気付けず、「迂闊に個人情報を伝えない」「1vs1で会わない」「土地勘のない場所にノコノコ出て行かない」といった当たり前の危機管理も出来ない。
パパ活なんて単語に飛びついたバカは ”悪い人間” からすれば美味しいエサでしかない。何の事はない、援交ブームの頃と、結局は何も変わっていなかったのである。当時「援交は悪じゃない」なんて寝言を言っていた知識人が今何を言うのか、とても気になるところだ。
セックスワークや裸商売を否定し、弾圧するのは、お手軽に正義漢ぶれる良い手段なのかもしれない。
しかし、そういう脛に傷のある欲まみれの業界だからこそ、代々受け継がれて来た、素人が知る由もないような、自衛のためのコツというものもある。
そうした知識もないままに、無自覚のまま地雷原の中に迷い込むような素人を減らすためにも、セックスワークや裸商売を、もう少し人目につく場所に置く(完全に合法化し当局が管理する)べきではないだろうか。
社会が無責任に見て見ぬふりをするから、情報収集力のない素人や若者が酷い被害に遭うのである。
※ 本文ここまで
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https://note.com/oharan/m/me7f4e089bacd
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