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「世間の常識」を武器に絵を燃やすフェミの救えない愚かさ

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淫紋について妙に詳しいおフェミ様が大暴れ

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梅田ロフトで11月23日まで開かれている女性イラストレーターrurudo氏の個展が、フェミのターゲットとなって燃やされている。

事の発端は、rurudo氏の作品の中でも特にキワドイ絵が抜き出され、さも入り口にデカデカと掲げられているかのように触れ回られた事にある。
これがいつものごとくフェミ系アカウントに拾われ、拡散され続け、尾ひれがついて大炎上と。

この件について、梅田ロフトはフェミ相手に最もやってはいけない「謝罪」をしてしまった。これにより、フェミは「久々の勝利!」とばかりに、ますますつけ上がる事と思われる。

先にも述べたがrurudo氏は女性絵師だそうで、淡い色使いや独特の世界観などが、若い女性ファン達に受けているようだ。

今回問題とされたのは大阪・梅田での個展だが、それ以前には渋谷の神宮前でも個展を開いており、その時は全く問題とされなかった。

ついでに言うと、梅田ロフトのギャラリー担当者は女性だそうで、今回のrurudo個展は「女性の感性で女性絵師を選んだ」ものであった可能性が極めて高い。

フェミはまたしても「萌え絵憎さで女性を焼いた」のである。

萌え絵の先祖を辿ると少女マンガに行き着く

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過去に何度も起きているフェミによる萌え絵に対する焼き討ちは、オタク男性ばかりを狙っている訳ではなく、女性クリエイターがとばっちり被害を受けるケースも非常に多い。

なんせ自分達に都合の悪い女性に対して「あいつらは同じ女性ではない、名誉男性だ」として露骨な迫害をする連中であるから、絵師が女性だろうと、ギャラリーの担当者が女性だろうと、そんな事はお構いなしなのである。

歯向かう人間は全て「女ではなく名誉男性」としてしまえば、「フェミは女性の正義のために戦っている」という言い訳を崩さずに済むという寸法だ。

また、フェミ連中はその場の感情でしか動かないケモノのような存在であるから、「その文化が持つ歴史」を学ぶという手間をかけようとしない。そんなものよりも「今この瞬間の自分の感情がすべて」だからだ。

したがって、オタク文化とされる萌え絵が「そもそもは少女マンガの絵柄を先祖に持っている」という歴史も知らず、この事が「フェミが女性クリエイターを潰す」という悲劇を生んでいる。

80年代頃には、いいオトナが少女マンガや女児向けアニメに夢中になる気持ち悪さから "おたく族" が忌み嫌われていた(という一面がある)のだが、その内にそうした「大きなお友だちのためのコンテンツ」が生み出されて行くようになった。

例えば、エロアニメの金字塔であるくりいむレモンシリーズなど、初期作品の絵柄は女児アニメのそれである。女児アニメのような絵柄でエロをやったから、初期作品にはどれも背徳感が漂っており、それにアテられた大きなお友だちによって、爆発的な人気を博するようになったのではないかと思う(テーマが近親相姦やレズだったというのもあるが)。

こうした点を踏まえた上で、フェミが萌え絵やオタク的と見做した絵柄を雑に記号として認識し、その記号を持った絵を次々に焼いて行くと、どういう事態が巻き起こるか考えてみよう。

みなまで言わなくてもお分かりだと思うが、萌え絵と共通点の多い少女マンガ的な絵まで「罪深いオタクの文化である」「あの絵柄は気持ち悪いオタクのためのものである」と火炙りにされるのだ。

そして当たり前の事ながら、そうした絵柄のクリエイターには女性が多いのだから、「フェミを自称する女性達によって女性クリエイターが焼かれる」という悲劇に繋がってしまうのである。

今回のrurudo氏の個展に対する攻撃は、まさにこうした流れで起きた事だと言っていいだろう。


フェミが大義名分に「世間の常識」を持ち出す愚かさ

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今回のrurudo氏の個展炎上騒動は、長くフェミ問題を観察して来た人々にとっては「またか」と言うよりないだろうが、私はこの騒動の中でフェミ側の人間がとある言葉を口にした事が気に掛かっている。

それは「世間の常識で考えれば~」といったロジックだ。

過去に何度も書いているが、このnoteで個人攻撃や、それに繋がるような煽動をしたい訳ではないので、直接晒し者にする事は避けるが、フェミとして悪目立ちしている連中の中に「世間の常識」や「世間の尺度」といった言葉を使って、rurudo氏の絵を叩いていたヤツがいるのである。

以前もっと別の問題でも似たような意見を目にした事があり、その時も「え???」と驚いたのだが、「フェミが世間の常識をルールに他者を叩く」というのは、どんな冗談なんだろうか。

これこそ今現在の日本のフェミの主流となっている連中が、フェミニズムの何たるかを全く理解していない証拠である。

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