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「町中華とは何か」この看板だけで丼3杯食べられる!(南光軒/門前仲町/町中華)

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門前仲町から少し南に行ったところに、牡丹町公園という素晴らしい児童公園がある。斜面を利用した大型遊具やアスレチックなどがあり、周囲を親水公園に囲まれているという、とても完成度の高い内容だ。

息子がまだ小さい頃には、子乗せチャリをすっ飛ばしてしょっちゅう遊びに来ていたのだが、その牡丹町公園のすぐ目の前に激しく気になるお店がある。


それがこちら『南光軒』さん。パっと見はどこにでもある町中華なんだか定食屋なんだかといった外観なのだが、看板に注目して欲しい。

「中華・洋食」

この文字列があるという事は、長く地元民に愛され続けて来た店であると考えていい。昭和の時代にはよく見かけたが、町の中華屋ってようは何でも食堂だったのよ。

オムライスもあればハンバーグもあったり、中華を名乗ってはいるけれども、要望があれば何でも作るというのが、この手のお店の特徴だった。個人的なイメージでしかないが、蕎麦屋よりも町中華の方が "何でも屋率" が高かったように思う。

今じゃ中華(日本式中国料理)、蕎麦、イタリアン、喫茶店など専門色の強い店が増えているように思うけれども、昔はその辺の区分がグチャグチャだったんだよ。

町に1~2人やたらと料理の上手なおっちゃんがいて、そのひとが頼めば何でも有り合わせでそれっぽい物を作ってくれる的な、そんな店があっちこっちにあったのだ。

で、中華・洋食とどっちつかずな看板をわざわざ置いているという事は、きっとこの店もそういう使われ方をして来た店なんだろうなと感じ取ったのである。


この日は女房と息子も一緒だったのだが、まあ何を頼んでいいか悩み倒すラインナップ。看板を見る限り中華も洋食もどちらもありそうだったのに、洋食要素はオムライスとエビフライ、贔屓目に見てトンカツくらいだろうか(あとはカレーとか?)。

このずっこけっぷりがたまらない。
むしろ愛着が湧いた。


だがレギュラーメニューの脇にある日替わり(?)と思われる張り紙を見て再度考えが変わった。やっぱり思った通りの何でも屋的なお店である。

よかった、予感は正しかった。

おでんやカツ煮があるのはまあいいとして、ウィンナー炒めにわざわざ「ステーキソース炒め」と書いてある点がたまらな過ぎる。

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