インプットって大事
インプットって大事だなあと思うのは、ネタのストックとして「これとこれは使える」「これは他に回す」とできることだよなと思います。
例えるなら冷蔵庫の中身の掃除しながら昼ご飯をつくる感じ。
「卵とハムとザーサイあるし、冷凍ご飯もあるからチャーハンつくれるだろう」
「そろそろこのジュース賞味期限やばいな、牛乳とバターと粉末スープストック突っ込んでポタージュつくろう」
みたいな。
別にインプットするぞと意気込んで、本を買ってきて読む必要はありません。テレビを付けっぱなしにしていたら、「こんなご飯があった」とか「こんなことがあった」とかいうのをフックにしてもいいですし、出かけた先でたまたま聞いた話を「面白い」と思ってメモに付けておくのでもいいんです。
でもこれとこれを組み合わせたらこんな話になるよというのは、頭の体操として覚えておけばいいかなと思います。
同じアーサー王伝説をモチーフにしている作品でも
「七つの大罪」
と
「テイルズオブゼスティリア」
では印象が全然違うと思います。組み合わせている要素がそれぞれ違いますから、モチーフや元ネタが同じでも同じ印象にはならないんです。
神話系統もお約束は存在していますが、モチーフの組み合わせ次第でファンタジーだけでなくホラーにもSFにもなりえます。
お約束と思っているネタになにを足したら面白くなるのか。
インプットってそんなネタの引き出しを増やすための作業じゃないかなと思います。
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