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キャラシートづくりは楽しい

プロットを立てるのはすごく苦手ですが、キャラシートづくりはいつも楽しくしています。まるでお見合い写真を見ているようで、このキャラはどんな人なんだろうとわくわくするのです。

見た目はあんまりこだわりませんが、最低限どんな髪とかどんな服とかは決めます(あまりにこだわらな過ぎて、絵描き泣かせな「全身真っ白な人」とか「見えない」とか書くのです)。

年齢、性格、趣味、特技までをざっくり書きます。
すごいこだわっている人は背景がわかるように、家族三世代に渡ってキャラメイクするそうですが、私はそこまでしません。

ただひと口に趣味と言ってもいろいろあります。
趣味や特技が「料理」だった場合。どうして料理が得意になったのかを詰めていくと、キャラの背景がよくわかります。

ちなみに「神様のごちそう」のりんの場合は、「実家が食堂。両親は休憩時間に交代で食事をとっている。両親の食べるご飯をつくっている」という背景が存在します(一巻でもちらっと書きました)。
他にも「両親がメシマズ。おいしい料理は買うかつくるしかない」とか「ストレス発散に料理がいい。上司の鬱憤は粉を台に叩きつけて発散させる」とかいうキャラもいます。

ここまでつくったら、あとは勝手に動いてくれます。
ただ、作者はあくまでキャラの代弁者なため、接続できないときは本当に接続できず、なに考えているのかわからないときがあります。
勝手に動き過ぎて、作者だと止めきれないことをすることもあります。ときどき担当さんたちに一斉に突っ込まれて「どうしてこんなこと書いたの」と聞かれても、作者も本気でわかってないので「わかりません」と答えて困らせることもあります。

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