「神様のごちそう─新年の祝い膳─」発売
私の四冊目の本、「神様のごちそう─新年の祝い膳─」が発売しました。本当だったら19日発売予定なのですが、もう発売している店舗もありますので、お見かけしましたら購入お願いします。転さんの可愛らしい絵が目印です。
今回は舞台のひとつが伊勢なため、伊勢の方向から多く注文が入っているそうで、大変ありがたい話です。
正直、もっと突っ込んだ話を書きたかったのですが、世界観ルールにより、そこまで書いたらあかんやろと、うすらぼんやりとしてしまったのが残念でした。
「神様のごちそう」は全体的に皆が皆、偽名で進んでいるため、神様の正式名を言っては駄目なんですよ。
これは「神様のごちそう」の世界観(人間と神様のご飯を巡る話)を壊さないようにする処置です。
壮大な話になってしまわないよう、偉い神様はあくまで物語の中の神様にしておかないといけません。
もうひとつは、年末年始の歳時記が書きたくて、「この時期の行事にはこんな意味があります」というのがやりたかったのですが……。
話の都合上大幅にカットしてしまったために、歳時記の話ができたのかなと心配になります。
書いている当時スランプに陥っていたがために、この話が面白いのかどうか本当に自信がなく、見本誌もらったときに「これ本当に面白い? これ本当に面白い?」と身内に読んでもらって感想もらった次第です。
今回も読者の皆さんが喜んでくださる話になっていますように。
いただいたお金はありがたく小説の取材に使わせていただきます。