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改めて着付けを練習する


なんせ9年住んだ町の盆踊りも覚えられない

天性の踊り下手なのに

何をどうして日本舞踊の門を叩いてしまったのか。

それは踊りの先生が粋な美人だったからかもしれません。

美しいものに弱い。




実は東京都心に通勤していた頃、

帰宅時途中下車して日本舞踊を習ったことがあります。

踊るための練習着の着付けは1年近くやりました。

踊りは案の定

綺麗さっぱり忘れてしまったのですが、

先生から直に教わった練習着の着付けはありがたくも身について、

普段着の着物はなんとか着られます。


お太鼓結び(旅館の仲居さんがしてる結び方)を

一人でがんばって結び始めたくらいに踊りのお稽古をやめたので、お太鼓結びは身に付かず、

もっぱら私の帯は文庫というリボン結びばかりですが、


私は元々着物をおしゃれで着るというより、

普段着にしたい、着れればいいくらいの

平凡な動機の着付けだったので向上心もなく、

全く文庫結びのみで問題なく生きていました。


野生の鹿のような動きをする上の子を追いかけながら、

上から下から色々出てくるものの世話をしなくてはならない下の子の面倒を見る間は、

着物を普段着に、なども全く夢物語となり、

なんとなく集めていた普段着も、


着物の仕立てを仕事にしていた父方の祖母が、

嫁である母に誂えたウールの単(ひとえ)と襦袢の

他は、

喜ばれる場所に貰っていただきました。


着物は、結構重いし幅をとるので、

本当に大事なものだけを、手元に置こうと、先ごろ決意しました。


子どもたちもだいぶん動きが読めるようになり、

日本語も通じるようになったので、

この度晴れの日に私も着物を久しぶりに着ようと

実家から一式とりよせて試みておりますが、

ミセスの晴れ着はさすがに文庫結びはおかしいので、

改めてお太鼓結びを練習しています。


私が奮闘、挫折しているのをみて、

夫が[簡単 初心者 袋帯 二重太鼓]で

大変わかりやすいYouTube動画を見つけてくれました。

ありがたいです。

文明の利器は、こういう時に、使わないとね。



着付けや帯の結び方は、

もう本当に色々なやり方があって、

最終的に綺麗ならなんでも良いのですが、

簡単が一番ですね。


簡単に思えないから、

みんな着物のハードルあがっちゃうんだものね。

つい60年前は、みんな普段着に着てたのにね。

世界の人が憧れる日本の文化なのに、

年を追うごとに特別なことになってゆくのが、

なんか寂しいなぁと思って。


着物着るの簡単だよ!って、私も堂々といえるように、

軽く着物を着る機会を増やすつもりです。

そして、

子どもたちが大きくなるって、

こういうことができるようになるんだと、

実感してます。











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