ピアノ独習2023
目標達成の曲は6割ってところだろうか。
我が家の電子ピアノは2016年製のカワイの電子ピアノだ。
上の子の習い事のために買ったが、一年も経たずにやめてしまい、
元々初級修了程度でレッスンを終わった私自身も長いブランクを解消できるほどはコンスタントに弾くにいたらなかった。
去年(2022)の年頭あたりにしつこく弾く時期があり、数曲レパートリーを取り戻した。
そしてまた弾かない期間がきて、
たまにピアノ触る程度だったが、
下の子が今年の2月からピアノを先生について習い始めた。
毎日10分ピアノの前に座ろう、という先生の教えにトライする子どもにつられて、
私も毎日座るようになった。いまは毎日30分は弾く。歯磨きみたいに弾くのが習慣になった。
色々弾きたい曲はあるが、新しく譜面を読んでいくことは大変なので夏くらいまでは去年までに弾けるようになった曲をしつこく弾いていた。
おかげで6月の青森岩手行きの旅先の街角ピアノではペツォールトのメヌエットとエリーゼのためにを暗譜で弾けて、よい思い出になった。
音楽の演奏は、
プロや難易度の高いことが出来る上手い人のためだけのものじゃなく、
誰だって自分に出来る表現で
音を楽しめばいいものだ、
とここ数年開き直った。
のど自慢で優勝する人もすごいけど、
鐘ひとつでも音程外れてても胸張ってのびのびと歌い切る人のほうに、私はなる。
難しい曲は弾けなくても
ずっと初級でもいいから、初級を楽しむ。
ストリートピアノで良くも悪くも反応はもらえなかったけど、久しぶりに人前で弾けたという事実が、向上心の糧になる。
次は違う曲を、弾ける曲ではなくて、心から弾きたい曲を、どこででも自由にレパートリーとして弾きたい、と。
そして何度も挫折してた曲を、ようやく譜読みを終わらせることが出来た。
バルトークのルーマニア民族舞曲集。
短い個性的な曲が6つで構成されている。
これの第4、6曲をわけもわからず与えられて最後の発表会で弾いたが、11才の時なので綺麗さっぱり忘れてしまっていた。
17の時、部活のアンサンブルコンテストのクラリネット八重奏グループの曲として再会した。
初めて全曲聴いて、とても好きな曲として心に残った。
いつか全曲通しで挑戦したい、と。
そして今年、やっと譜読みが終わり、曲の輪郭としてのおさらいは出来上がってきた。
なんせ独習なので、ペダル使いとかは適当なのでそこはこれから修正したりしないとだけど。
ミスタッチやそもそも指が届きにくい(手が小さい泣)とか、持久力とか、そういうのはもう地道に毎日訓練して、表現を磨いていくしかない。
でも、一生練習していきたい自分の好きな曲を通せるようになってきた喜びはひとしおだ。
次はこれを通せるようになりたい。
ルーマニア民族舞曲集が結構激しいので、心が落ち着きたいときに、これが弾けたらいいなあと思ってる。
来年の春までには、暗譜しよう。
そしてどちらも、街角でサラッと弾けたら素敵だなと夢見ている。
幼児で習い始めて今年初めて胸を張っていえる。
私はピアノが好きだ。
ずっと弾いて生きたい。
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