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下戸の日本酒

アルコールに弱いです。

ビールはコップに半分でいいし、

甘いカクテルも一杯で満足。

どちらも人生に存在しなくても全く問題ありません。

お酒が嫌いなわけではなく、

ひたすら弱いだけです。

真っ赤になるのが早いし、動悸もします。

そういう遺伝子です。

母は子どもの頃

雪国の宴会で大人の醜態をよく見ていたようです。

米作りには障の多い南部地方の歴史の中で

農村部の副業として酒造りというのはよくあることだったらしく、

小さいながらかつては酒蔵もあったらしい

母の生家が全くの下戸の遺伝子ではないとは思いますが、

優しく物静かなたたずまいを好む母は

大酒飲みもお酒も得意ではないようで、

そのようなパートナーとして私の父がおります。


父は近畿地方には多いらしい下戸の家系で

私共々全く飲めないわけでも嫌いでもないようですが

同じ症状で同じくらいの酒量しか飲めません。


さて私は全く飲めませんが宴席は嫌いではありません。

自分の生育環境にお酒というものが全く存在しなかったので、

好奇心で宴席にでます。

楽しそうな雰囲気にいるのは好きです。

高知に来てからも町内会の忘年会にも子どもと出ていました。

同世代の方がいることはほんとに稀な会ですが、

私としてはお酒にしろ高知の宴席にしろ

異文化を知れることが喜びだったりします。

ほいほい出ていくのはあまりイヤな思いをしたことがないからなんだと思います。

沢山飲めないし、声も小さく喋りもあんまりだし、愛されるいじられキャラとかでもないので、

みんなが正体なく出来上がるまで

宴席にいないから酒で直接イヤな思いをしたことない

というのもあると思います。

ひたすら引いてちびちび飲んでみている。みたいな。

遅くまで起きているのが好きでなかったので二次会以降あまりいかなかった、というのもあります。

あと、自分の認知機能や身体の感覚機能が落ちるというのが

多分ものすごく恐ろしい人間なのかもしれません。

思い出せないとか忘れちゃうとかふらつくとか吐くとか、

出来る限りしたくない人間なのだと思います。

身体が頑丈ではないので

ほんのちょっとで死の危険を感じるのかもしれませんね。

幸か不幸か絡みづらいキャラクターらしいので自分のキャパ以上に飲まされたこともありません。

どこの宴席でもそういうことがないのは、

誠にありがたいことと思っています。

さて、宴席からは遠のいていますが、

日本酒が好きでちびりちびり、飲むこともあります。

一回につきコップに3分の1くらいです。

日本酒とワインは、好きです。

素材の味がする原酒が好きなのかもしれません。

お米大好きだし、ぶどうも皮の渋味が好きなので。

沢山飲めないし、毎日も飲めないので、

種類は沢山知りません。

選ぶのは地酒です。

地酒を飲むのは嬉しいことです。

実は埼玉県も隠れた酒どころです。

石灰質の土地は酒づくりに向いている…という話を聞いたような聞かないような。

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