親密な人への苛立ち

大切な人なのに
愛する人のはずなのに
深い理由もなく、自分でもよくわかっていないけど鬱陶しくなってしまって
傷付けた上にリセットしてしまう。

こんなはずじゃなかった。
大切にするつもりだったのに
なんでいつもこうなんだろう。。という人。。

安全地帯がなかったアダルトチルドレンだと思います。
自分が安全に過ごせるように
いわば外では常に戦闘体制で
親にも上司にも先生にも友達にも
完璧な自分を見せるために常に気を張ってる人。
常にいい自分。
常に好かれる自分という仮面をつけている人。。
ありのままの自分じゃ愛されずにどうせ一人になると思い込んでる人。

こういう人は外面というか、
距離がある人間関係はめちゃくちゃ良かったりするんですよね。
気を張ってますから。

気遣いも完璧だし
立ち回りも完璧だし
人の顔色を見て素晴らしい行いを率先してできるんです。

でもそれはかなり無理している状態なので
恋人や奥さんなど、
『親の代わり』に愛情をかけてくれる人。
心を開いた親密な関係の人の前では
気が緩んで我慢が抑えきれなくなり感情が爆発することを繰り返してる人

気が緩む相手は親ではありません。
むしろそういう人は親こそ気遣う人ですから。
親の機嫌はしっかり取っておかないと自分の居場所がない事を幼いときに叩き込まれてるでしょうからね。。

本来の親のように『無償の愛を与えてくれるだろう他人という存在』にです。

普段外側見てますからね。
自分がどう思われるのか、
嫌われていないか、素敵に見えているか、
外に向けての気遣いに全エネルギーを使っているので

自分の大切な人へ向かう愛情や感謝や気遣いが
スッカラカンなのです。

むしろ相手が自分を思った通りにケアしない事
気遣いをできないことに苛立ったりします。

めちゃくちゃに思いますが
それだけ生き抜くのが大変だった。
そうして自分への愛情を掴んできた
サバイバーだったという事です。

本当気づきというのは大切で、
多分なんですけど、愛する人を傷付けてる自分には勘付いてるとは思うんです。。
罪悪感やなんでいつもやってしまうんだと
一瞬思ってると思うんです。

抱えるには辛いからすぐ抑圧してなかったことにするかもしれませんが、
しっかり後悔は一瞬ぐらいはしてると思うんですよね。。

大切な人や愛する人にこそ
イラついてしまって失ってきた。

イラつきを受け止めようとしてくれた人のことは鬱陶しくなって切ってリセットしてきた。

そんな人にはぜひ気がついて欲しいのが
親密な関係のひと、
大切にすべき愛する人にイライラするときは

浅い人間関係の方。。
自分がどう見られているかとかの
外側にエネルギーを使いすぎているということです。

ぜひ。気がついて欲しい。

幼いときからそうやって自分を奮い立たせて、
人に立ち回ることで生きてこれたのかもしれませんし、外の世界でそうやって生きてきた、
自分をまもってきたのかもしれませんが、

自分で見つけた愛する人を
自分の手で壊してしまうようなことを
踏みとどまるためにも、

『安全地帯は内側にある』ということを
知ってもらいたいのです。

本当にここに気がつくと、
自分が切ってきた人間たちこそ、
自分に向き合ってくれて、愛してくれていた人たちだと気がつくと思うし、
そこで感じる後悔があれば
繰り返すことなく、目の前の人と幸せになれると思うんです。

愛着障害は過去の幻想の残り火みたいなものですから。
気づいて自分の人生を歩めますように。

アダルトチルドレンは一人一人が素晴らしい人だと思います。
一生懸命生きてきた。

でも大人になった今、
自分は自分をしっかり守れますし、
自分が選んだ愛する人たちは
ちゃんと愛してくれているはずなんです。

せっかく繋がった縁を
手放さずにしっかり結んでおきましょう。

1人で踏ん張ってきたアダルトチルドレンですが
あなたにも私にも、
人には共に生きる人が必要だと思います。

大切な人を大切にできる自分に、
誰もがなれると信じています

自分の性格だと思っているその一面は
嫌な部分でも短所でもなくて
過去の記憶から身を守る手段としての
蜃気楼のようなものですから。。

底の方にある心は
たくさんの思いやりを隠してると思うんですよね

外側の人にそれだけ気を使える人ですし。。

人生80年〜100年と推測しても
裏も表もある自分という存在を丸ごと知ろうと、
あなたを愛することを選んだ人。
隣にいる事を決断してくれる人って
少ないと思うんです。

せめてその人たちを守り切れる心を自分自身が持っていたいですよね。