Ohanaippai

心がいつもどこかへお散歩している。ひっそり総務会社員をしている美大卒。

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最近の記事

連絡する前から「やってきた元上司」

「想念のなせる業」について改めて痛感させられた出来事がありました。 わたしは他人の想念や調子をなんとなく感じ取って、心身に影響を受けてしまう傾向があり、世間ではエンパスと呼ばれたりしています。私の場合は体感で影響を受けるだけで、原因が誰の何なのかは分かりません。短期間の間に同じ不調を繰り返すことがあれば、生活に支障が出るので、その人物のあたりを付けて、なるべく近寄らない、気を付けるなど地味な防衛をしています・・・。 ただ、「特定してしまった」ケースもあります。直近の例だと

    • 凍土と砂漠の信仰者たち

      この週末、YouTubeで「Monastery Life」で引っかかった動画を片っ端から観ていました。いろんな動画を観ましたが、都市部の設備の整った美しい修道会よりも、荒地の孤高の修道士のドキュメンタリーが心に残りました。 まだまだ観終わってないですが、印象に残ったのを2つ。 THE BRETHREN(2012) ノルウェイ・フィンランド国境付近のロシアの都市、ムルマンスクにある世界最北の修道会。ここには6人の若い正教会の修道士がいて、修道生活を送り、礼拝を行なっています

      • 祈りの師匠

        困難の中にいた親友へ祈ったことがその通りに実現した2020年のスペイン巡礼を契機に、私は神の不思議さというものに惹かれ始め、いろんなことを祈り、いろんなことを受け取ってきました。また、祈りについての考察について書かれた本を、神道・キリスト教・ネイティブアメリカンの土着信仰を問わず、読めるだけ読み漁りました。行き着くところはひとつだなぁ、そしてそれは私が祈りの中で体験し味わってきたことと合致しているなぁという確信を強めました。「祈り」とは自らの内省といった側面もあると思いますが

        • 先祖探報

          2月の下旬、遠縁を訪ねて明石に行ってきました。 私の曽祖父に釜次郎さん(1895−1969)という人がいました。職業は開拓牧師(宣教師)でした。伝道の傍ら土地と資金を得て会堂を建てては、次の牧師に託して新たな土地へ移り、またその次へ・・・という仕事です。直接会ったことはないですが、長いこと私はどこか心惹かれるものがありました。私自身が洗礼を受けたことも重なって、最近ますます「どんな人物だったんだろう。私にどんな影響を及ぼしているのだろうか」という興味が増してきたのですが、資

        連絡する前から「やってきた元上司」

          仕事内容<<<仕事へ取り組む自分の心

          2023年後半の自分の中での大きな変化は、仕事への取り組み方です。仕事内容は前と全く同じなので、側から見ると、何も変わっていないように見えると思います。 私は、自分の仕事が、好きになれませんでした。新卒で内定をくれた某メーカーの開発施設で、主に税務・予実管理・庶務全般をこまごまと行う仕事。福利厚生は厚く、サービス残業もなく、上司も周囲の同僚も温厚で、ひとりで暮らすのに十二分の給与がありながら、どうしても満たされない虚しさがありました(怒られちゃいますよね)。 なぜかという

          仕事内容<<<仕事へ取り組む自分の心

          2024年のお正月

          暖かい部屋にいても、時間がたっぷりあっても、身の置き場も心の置き場もない。正月にしようと思っていたあれやこれやはあるものの、「今この瞬間」に困難の只中にいる人の姿が心に浮かび、取り掛かれずにいます。 私がいま沈んでも、誰の役にも立たない。それはそう・・・悲しさを換金できるわけでも、誰かの実益になるわけでもありません。だから、一切を頭から締め出して楽しいことをしよう、という人がいるのは分かります。ただ、自分がそれをやったら、自分のことを大嫌いになってしまう。いまは、悲しみの中に

          2024年のお正月

          身は地上に、心は天に属する

          昨日会社の人とお昼を食べました。年齢の近い研究開発職の方。懇親会を機に、彼女はシャーマニズム、私はキリスト教を入り口に探究をしていることがわかり、お話をしてみようとなったのです。 すごく意気投合できるところあり、まるで違うところもあり。それがまた面白かったので書きたいなと思います。 意気投合した部分は、現代でも人間はとても原始的な感性を持っている、プリミティブな存在であるということ。原始的な感性とは、霊的と言い換えることもできるのだと思いますが、人間の知性を超越した領域が

          身は地上に、心は天に属する

          シンクロの雨が降ってきた

          11月3日(金)は祝日だったので、東京を東から西へ大横断をしていろいろなお出かけや用事に費やすことができました。個人的にシンクロがたくさん起きて忘れられない1日となったので、書き残しておきたい。 第一陣は、所属しているプロテスタント教会の食事会。40人ほどの大きな集まりです。同じテーブルでご一緒したのは、私の両親世代のご夫婦。たびたびお見かけしていたものの、お話をしたのは初めてでした。なんとテレビ放映されていた超有名なパペット劇の「中の人」だった、ということから話が弾み、そ

          シンクロの雨が降ってきた

          Harpa Dei ~天国の記憶~

          最近ずっと追いかけているシンガーがいます。「Harpa Dei(ハルパ・デイ)」という聖歌隊ユニットで主に中世のグレゴリオ聖歌を歌っています。4人の実の兄妹です。Harpa Deiというユニット名はラテン語でHarp of Godという意味。 4人で歌っているけれど一つの声のよう。抑揚や強弱の息がぴったりで、まるで天国の領域にチューニングしているような本当に美しい響きです。技巧的に上手なことに疑いはないだろうけれど、難くて複雑な曲を上手く歌おうとしているようには決して聴こえ

          Harpa Dei ~天国の記憶~

          ミシンなしでカーテンDIY!

          窓の大きい角部屋に住んでいます。隣の物件と距離が近いですが、お隣の家の窓は、我が家に面している方のは嵌め込みタイプで開きません。なので、リビングの窓には、下半分にすりガラスフィルムを貼って道路から見えないようにして、上半分にSeriaで売っていたレースのカーテンをクリップでぶら下げて、カーテンらしいカーテンはつけていませんでした。 なんでこんなにスケスケにしていたかというと… 明かりとりのためです。伸びっぱなしのポトスがついこの間まで這っていたからです。 なのですが、8月

          ミシンなしでカーテンDIY!

          ホーム・プロジェクターとThe Cottage Fairy

          テレビを見る習慣がないので、1LDKの一人暮らしの家にはテレビがありません。YouTubeやU-Next(ホビットとLOTRを見るために加入しました…)を観るときなどは13インチのMac Bookで見ているのですが、画面小さいし、目も疲れるし。ホーム・プロジェクターを買おうかな。でも高そうだしな… と思って調べもせずにいたのですが、やっぱりどうしても欲しくなって。 ONOAYOプロジェクター 超小型 10000LMというホームプロジェクターをAmazonで買いました。お値段

          ホーム・プロジェクターとThe Cottage Fairy

          パラレル・ワールドに住んでいた

          心の世界は外に放射され、現実世界を創っているのだなぁということを実感したのでその話。 仲の良い同期からじきじきに「愚痴を聞いてほしい」と言われたので、仕事の後に一緒に晩ご飯を食べにいきました。業務が辛いのかな?先輩とうまくいかないのかな?と思っていたのですが。(事実そういう悩みは以前から聞いていたので…) 曰く、 同期との雑談や飲み会で、聞くに堪えない下世話な話や他人の噂話や陰口ばかりを一方的に聞かされる体験が積もりに積もり、心の底から、人間と会社が嫌になったとのこと。「

          パラレル・ワールドに住んでいた

          炎の大地、阿蘇へ ④(完)

          いよいよ最終日の9月26日。荷造りをそそくさと終えて、品数豊富なビュッフェの朝ごはんでソーセージとスクランブルエッグとヨーグルトとブラックコーヒーをかっこんで、いざ阿蘇山へ! 霧に煙る砂千里阿蘇旅の最終日の記録は以上です。 両手にいっぱいの(目に見えない)お土産を持たせてもらって、帰路につきました。 草木も生えない火山は人を寄せ付けないような激しさや荒々しさを持っているのかと思いきや、どれだけ人が飲んでも尽きない湧き出る泉のような爽やかさと大らかさと朗らかさと優しさと、

          炎の大地、阿蘇へ ④(完)

          炎の大地、阿蘇へ ③

          3日目の9月25日は、午前中は自転車を借りることにしました。午後はまた阿蘇山へ行きました。(再び!) 市内散策旧女学院跡阿蘇山ふたたび 草千里心がホクホクしながらホテルへ帰りました。 たくさん遊んで家に帰る、風の又三郎の同級生みたいな心持ちで。明日は何があるかな?明日は何が見れるかな? 大人になると、明日の予定なんて大体決まっていて、行くところも見える景色も大体決まっていて。明日ってそんなに未知なものではなくなってゆく。そういう心持ちに慣れてしまってゆく。 なにも決まっ

          炎の大地、阿蘇へ ③

          炎の大地、阿蘇へ ②

          滞在2日目(9月24日)は、朝から阿蘇山の火口を目指しました。ホテルのスタッフさんに駅まで送ってもらい、再び「阿蘇火口線」」に乗ります。(「また行くの??」と驚かれつつ。)朝イチの便は9:55発。 砂千里草千里2日目は朝から晩まで本当にすばらしい快晴に恵まれました。大感謝です。3日目はレンタル自転車で街を徘徊してから、またまた阿蘇山へ行きます。 つづく。

          炎の大地、阿蘇へ ②

          炎の大地、阿蘇へ ①

          古代より大規模な噴火を繰り返し、今もまさに生きている活火山「阿蘇山」。2年前にも噴火しており、火口見学が再開されたのはつい半年前のこと。火口まで近づけるかはその日次第で、ガス濃度が濃ければ見学できません。日本の国土が火山活動によって形づくられていることを象徴する場所かもしれません。 そんな場所って、地の果てのよう?地球の中心のよう? どんな世界なのだろう?そんな未知の大地にじぶんの足で立ってみたくて、未知の空気を吸ってみたくて。何年も前から気になっていたのですが、急に思い

          炎の大地、阿蘇へ ①