見出し画像

自分に70代が来るなんて・・

思わなかった。
日々の雑事に追われながらふと気がつく
「え! 私って76歳?・・ウソ!💦💦
いつの間に」
厚かましい話だが
本当にそう思うのだ

時は正確に 冷酷に
時を刻む・・。
腰は痛み
長く立てず
歩けず 
さっきの事も忘れ
ペットボトルの蓋も開けきれぬ。

若い頃は理解できなかった。
「何でペットボトルのフタが空けきれないの?」
「なんで腰を曲げて歩くの?」

指の力がない・
痛いから腰が曲がる
・・
それがわからなかった。

今まで出来なかったことが、頑張ると出来るようになってたし 若い頃の頑張りには必ずそれなりの成果があった。

70歳を過ぎるとそうはいかない。頑張っても中々成果に辿りつかないのでついに断念、何もしないと日に日に衰え
出来なくなる。
それが歳をとるということなのだと日々身に染みて感じる。

もっと若いうちに老後の事を真剣に考えておくべきだったと…しかし,歳をとってみなければ気付かない。

怖いものなしの姑も
96歳ともなると
幾たびかの病いと
骨折の末、歩くのが困難になった。

私と手を組んでデパ地下の買い物に行く。
全国チェーンのおしゃれなお惣菜屋さんの前で足が止まる。
私は内心ヒヤッとする,まさかここで買う⁈💦
100gということはマグカップ一杯くらいで1000円!
とても我が家では手が出ないお惣菜だ。それを3つばかり注文した。ワオ、💦

でも,考えてみると
他になんの楽しみがあるのか…
自分の食べたい物を自分のお金で買うのだから私がどうこういう事ではない。

青春をあの戦中戦後を生きて来た人だし、働く女性のトップを走り抜けて来た人だ。

その数日後正月用の買い物の準備にと、町のATMで、操作していると、隣のATMで80歳くらいのお婆さんが、
「あれ〜?
おかしいな、開かん、どうしてやろ」

とブツブツ言っているので、「どうかしましたか?」と声をかけた。

「小銭を入れるところが開かんとです」
という。
「ああ、入金の所を押さないと開きませんよ」と言って
ポンと押してあげた。
「ああそうですね,あれ、まだ開かん」見てみると、
どうもこのATMは硬貨は受け付けないらしい。
そのように伝えると、「あら〜
困った、500円玉を入れて1000円にして出そうと思うたとに・・」とつぶやく   え?・・
そういえば今日は
12日、15日の年金支給日まで3日ある。

手元にある500円では持たない、足して1000円にして引き出したい・このお婆さんはそう思っているのだ。
「杖を忘れてますよ」   と

おばあさんの後ろにいた若い人が話しかけていたのでそこを離れたが、師走の冷たい風が心にしみたが
あのお婆さん、
あの後
どうなったのか気になった・・
これからの日本、
こんなお年寄りが増えていくのかもしれない・もしかしたら5〜10年後の
自分自身の姿なのかも・・と思うと
今のうちに何かの準備をしておかなくてはと思いつつ(遅い!)
今日も1日過ぎた。
まずは窓拭きと、
畑の草取りをしよう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?