キープエアコンを購入
タイトルは何のこっちゃですが、アパート用の予備エアコンを1組、2024年製の新品で購入しました。
2024年から「プロパンガススキーム」が封じられ、お悩み大家さんも多いと思います。プロパンガススキームとは、アパートやマンションの諸設備(主にガス供給設備や消費設備)の費用をプロパンガス会社が肩代わりして、大家の負担を減らす手法です。
新築時には建設費用、運営時には故障時の取替え修理費用をプロパンガス会社が負担してくれます。その代わりに、長期でガス供給契約を結びます。都市ガスが敷設させている都会であっても、プロパンガスのアパートが多い理由がこれです。
つい最近までは、このプロパンガス会社同士の競争が過熱し、ガス関連設備ならともかく、ガスとは関係ないエアコン、インターホン、たはまま無料wifiや宅配BOXに至るまで何でもありの状態になりました。
「プロパンガス会社負担ならいいじゃん」となるのですが、実はこの投資は入居者さんのガス料金から回収されています。プロパンガス料金が都市ガスに比べて高い要因のひとつになっています。これが目に余る状態となり、今回の規制となりました。
と言うことで、当方もその対象となりました。当方はガス供給設備、消費設備、エアコンのみですが、消費設備の給湯機は全室新築から未交換なので、通産省の補助金制度を使って全部新品のエコジョーズに更新を予定しています。
今回の購入エアコンは、故障して動かなくなった場合の予備となり、自宅保管です。故障の連絡があれば、プロパンガス会社に持ち込んで無料で取り付けてもらえます。無料で取り付けられるのは、契約のプロパンガス会社にプロパーのエアコン部署があるためです(外注なら実費用が発生するので無理だと思います)。
スキームが封じられても既存のアパートのプロパンガス料金は安くはなりません。既得権があるためで、少なくとも投資回収までは続きます。逆に、2025年以降に建てられた、新築賃貸のプロパンガス料金は目を見張るほど安いはずです(都市ガスとは同じにはなりませんが…)。
たぶん、エアコンキープしている大家はあんまりいないでしょう… 草。
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