話せば分かる、の呪縛…

私はステップファミリー歴5年、
適応障害を治療しながら、
旦那と義娘2人と4人暮らし🌈

この年になって分かりつつあること。
それは、“話せば分かる”の呪縛。

私と旦那は湿度が違って、
私はウェットに考えてしまうタイプ。
旦那はドライに考えられるタイプ。

どちらも情はあるし、
どちらがいいともいえないけど、
どちらが自分のやるべきことが見えるか、
周囲にとらわれないかという視点では
圧倒的にドライに考えられる方が有利。

どういうことかというと、
私は、話せば分かる人ばかりって思ってる。
つまり、他人に期待を抱いている。

一方で、旦那は、
話してもわからない人もいると思っている。
つまり、他人の理解力などに期待していない。

私はこのことが上手く理解できなくて
すごくすごく苦しんでいることがわかった。

最近、“ひろゆき”が
1%の努力という本を出して話題になってるけど、人の理解力は個性もあり限りがある。
他人を自分と同じ理解に持ってくることはむずかしいし、それを期待しても変わらないということ。

旦那は、幼少期から早々と
このことを知ったと言ってました。

私は、結構、今になっても
話せば分かる、分かるまで言うってことを
している。
これに、子育ての一部は別。
犯罪はいけないことだ、とか
これは人を傷つける、とか
理解させなきゃいけないことは、
分かるまでいつまでも教えるけれども。

それでも、言って分からなかったら、
辛いけど、一旦諦めることもある。
私は伝えたからね、と言いつつ。

今まで私が苦しんでいたことは、
ドライに考えたら相手が可哀想ってことだった。
だけど、過去に悪口を流しまくられ、
居心地悪いなーってなった同期を
右から左に流し、私のこと嫌いなの？って
情に訴えかけられても流したことがある。
だって、相手のことを気遣うと私がしんどい。

そうしたら、不思議としんどさは癒えた。
離れるべき人だったんだ。

私は優しそうに見える人物のようで、
怒らなそう、温厚、悩みがなさそうって
言われる類の人らしい。

だから、色んな人と関わりがあるというか
声もかけられるっていうか。

だけど、流されてちゃダメだなって思ったことがあって、ちゃんとNOって言わないと！って思ったことがあって、気づくのめーちゃ遅いねんけど、この人といると私よくないなって分かるようになってきた。

今まで、母の誰とでも仲良くしなさい縛りがあったから、そうしなきゃって思ってたけど、それもなくなったし。

それで、、、
私がドライに対応した時に襲う思考は、
相手だって辛い気持ちがあるのに報われなくて可哀想、とか
寂しい気持ちや悩みがあるのではないか、聞いたあげた方がいいのかな、とか
自分がそうされたら傷つくなー、とか
そんなことが込み上げてきて、
これでいいのかわからなくなる。

ただ、事実として、
距離をとった方がいい状況はある。

どう足掻いたって、、、
話してもわかってもらえない人達は一定数いるし、分かってくれない相手が悪くて私をしんどくさせてるのではなく、
潔く諦めない私が私をしんどくさせてるということ。

旦那との出逢いや日々は、
私にそれを教えてくれたのかも。
だから、居心地がいいのかも。

そして、大事なのは、
相手にあなたは話しても無駄だからって
露骨に言わないこと。
あくまでそーっとNOをいうこと。
途中、
こちらの意図が気づかれそうになっても
違うよー！って言いつつ、
内心そうだよーって思いつつ。

これが自分にとって
いい距離の取り方なのかも。

また一つ大人になった気がする。

話せば分かる、は間違い。
話してもわからない人がいる、
これってダイバーシティ！多様性！

色んな人がいたっていい！

ある意味、旦那は多様性を受け入れてて、
私は受け入れられなかったのかも。

そう考えると何て楽なんだ。

そして、それは、家族であっても、、、
同じなんだよなって。

私の両親は、
私が歩む道が両親の想像を超えるので、
私は理解できない領域にいるって言います。

それって、言われた私はどういうことなんだろう？って思ったけど、
両親からすると、私の存在を認めようとしてたのかもしれないなって、感じます。

理解できない領域もあるんだって、
両親は解釈してくれて、
その領域を否定しなかった。

だから、居心地がいいんだって
今ならそう思います。

何だか、寂しいなーって思いもしてたけど、
両親なりの愛情だったんだなーって。

これからは、
色んな人がいるから、
その人達の考えを大切にしながら、
理解し合えない関係もあると受け入れて
過ごしていこうと思う。

みんな仲良くできたらいいのにって
そんな私の気持ちも、
そのまま受け入れながら。

学びに感謝🌈