見出し画像

【デンマーク放浪記】①デンマークに行ったわけ

 新卒で4年間勤めた会社を辞めて、1ヶ月の北欧旅へ出た。

 大学の卒論で幸福論について書いたことをきっかけに、デンマーク🇩🇰という国についてずっと関心があった。行きたい気持ちはずっと。でも学生の頃はお金がないし、社会人になれば休みがない。色々が重なって会社を辞めることを決め、念願の旅に出た。 

 そもそも卒論のテーマに至った経緯は、数字で測れない”幸せ”をどう測るの?という素朴な疑問から(笑)そこから世界幸福度ランキングというものがあることを知った。北欧諸国が上位を占める一方、日本のランキングは50位前後。これにはびっくりした。日本が好きなので普通にショックだったのとまだ学生だった私にとっては疑問が溢れた。それとともに、デンマークの”hygge”という考え方に当時はとても興味を持った。

 そこから英語もできない純日本人の私だが、ずっと憧れがあった。国や文化、人々の考え方、日常の過ごし方、食べ物、デザインや建築などなど。いつのまにか、自分の”スキ”が詰まった場所になっていた。行ったことがなかったので想像でしかなかったけれど。

 なんで来たのか。デンマークが好きだから。
 ただそれだけである。
 何かを好きになることは、私たちに平等に与えられている自由だ。

 好きなものを求めて本物を見た時に、本当にそれが好きかってわかると思う。空港に到着して、デンマークのニューハウンという1番のメインである風景を見たときは、さすがに涙が出そうだった。そんな自分にちょっと安心もした。本当に好きだったんだ、と(笑)

 ニューハウンを見たい。というより、それを見たことでデンマークにいるんだと実感が湧いた。ここにいるということだけで、すごく嬉しかった。ひとつの大きな夢が叶った。

 ということで、日々の生活は節約しながらも、デンマークの街を歩きながら日々気づくこと、思うことを記録していこうと思う。

広場を飛ぶカモメ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?