女の子だと思っていたら、男の子だった

子どもが通う園の制服は男女一緒で、全員が同じTシャツとズボンをはいている。
同じ園の子で、いつもポニーテールで笑顔が可愛い子がいた。私はてっきり、女の子だと思っていた。
年が違うので、うちの子と関りがなく、名前も知らなかった。ただ、母親同士は登降園ですれ違うときに挨拶していたので、母親同士は顔見知りだった。そういう日々が一年以上続いた。

先日、室内プールに行ったら、偶然にもその母子に出会った。
その子を見ると、短パンタイプの水着を着ていた。つまり、上半身は裸だったので、私は一瞬、びっくりしてしまった。
けれど、そのとき初めて、男の子なんだと気づいた。

そういう時代なんだな、と改めて思いつつ、自分の思い込みを少し反省した。

髪が長い = 女の子

と勝手に決めつけていたのだ。


話の流れで、もうひとつ。


私は自分の子どもに名前をつけるとき、男の子なのか、女の子なのか、誰が聞いてもすぐに判断できる名前にした。

その方が、本人も周りの人も都合がよいと思ったのだ。

たとえば、小学生になって、クラスで自分と同じ名前の異性がいたら、からかわれるのではないか、と思った。

でも、つい最近、ある芸人さんが自分の子どもに名前をつけるとき、ジェンダーレスな名前にしようと決めていたという記事を読んだ。

私が子に名付けたのは何年も前だけれど、少し反省したというか、そういう考えもあるのかと少し衝撃だった。


自分の考えが、もうすでに古くさくて、固定概念にはまってしまっているんだなと気づかされた、印象的な出来事だった。


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