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「自分の言葉」を磨くオススメの辞典3選

ライターの私がオススメする辞典を紹介。「そんなん興味ないわ」って人には退屈な内容になります。時間を無駄にしてほしくないので、ここで引き返して下さいね(^^)


「辞典なんて自分の人生に一生必要ない!」と思っていた学生時代。今や、文章を書く時の相棒になっています。辞典を引くようになって分かったことがあります。

使える言葉の幅が広がるということは、自分の考えや気持ちを的確に相手に伝えられること。単に「ムカつく」や「ウザ」って言うよりも、「私は〇〇が嫌だから、今度からはこうしてほしい」って伝えるだけで、相手も聞く耳を持ってくれると思っています。そうすると、誰かと無駄な喧嘩や誤解も少なくなります。実際、何年も旦那さんと喧嘩していません。


辞典は重いし、調べるのも面倒だし、単に「持ってたら便利かな」くらいで買うと多分使わないと思います。辞典を買っただけで語彙力もつかないし、言葉を上手に操れるとは限りません(過去の苦い経験)。自分の用途に合うか、本当に必要かを吟味して、目的を持って買うことをオススメします。

辞典を買おうと思ったのは…

 ・ネットでは情報が溢れて信憑性が低いものが多く、信頼しにくい
 ・自分の苦手な部分を補うツールにしたかった
 ・同じような言葉しか使わない自分に嫌気がさした

そこで買ったのは、この3冊。

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それぞれの厚みはこんな感じ。「てにをは」さんは1,800ページもあるので重いです。

1.感情言葉選び辞典

「感情言葉選び辞典」と「ことば選び実用辞典」は新書サイズで、持ち運びに最適。特に、「感情言葉選び辞典」は重宝しています。

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「嬉しい」、「悲しい」に共感を得ることができても、人それぞれに感じ方は違うと思います。この辞典は、そんな気持ちをもっと的確に表現できます。

辞典に載っている言葉をそのまま使うと、不自然に見える表現もあります。例えば「嬉しい」でも、「悦楽」という言葉は私はあまり耳にしません。その意味として書かれている、「満足しきって、喜び楽しむこと」の文を自分なりにアレンジして使うようにしています。

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この辞典のお気に入りポイントは、スタイリッシュに表現したい時は「カタカナ」、やわらかい表現には「やわらか」、擬音語や擬態語の「オノマトペ」表現もあるところ。

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感情キーワード一覧からは、その時の自分の感情をパッと引けるのも良い。後ろのページには索引もあって、そこには「カナカナ」、「オノマトペ」、「やわらか」表現も全て載っています。特定の表現を調べたい時には便利。

もっと詳しいレビューを知りたい人は以下のnoteを読んでみて下さい。この辞典の物足りない部分も書いています。


2.ことば選び実用辞典

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「ことば選び実用辞典」の方は、実はまだ使いこなせていないんです…。「考える」や「感じる」など、もっと他の表現はないかな?って時に使っています。「考える」の言葉だけでも、こんなに種類があります。

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「その他の表現」や、似たような意味を教えてくれる「この項目も」もあるから、ついでに調べたくなる。


3.てにをは辞典

助詞の使い方が下手で、よく間違っていると指摘を受けたのもあり、「てにをは辞典」を購入。これも日本から取り寄せて良かったです。

助詞ひとつで、文章の意味や読み手に与える印象が変わります。助詞の使い方を間違えると、文章の違和感が目立って読むリズムも崩れてきます。そうしたら、読み手は離れていくんだと分かりました。

使い慣れるまで辞典を引くのが難しかったのですが、使い方が最初のページに書かれているため迷子にはなりません。私の説明よりも、辞典の中身を少し見てもらう方が分かりやすいかもしれないです。

この辞典の活用方法について

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・ぴったりの言葉や表現を探す
・忘れた言葉を探す
・似た言葉を探す

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・表現に違和感がある時
・否定形か肯定形か調べられる
・連想やイメージを広げる

「てにをは辞典」は普段から大活躍しています。この辞典を使って、文章が劇的に上手になった気はしていません。だけど助詞に気をつけるようになってからは、自分で文章を読んだ時の違和感は減ったように思います。

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時間がある時は、辞典をペラペラめくって目に留まった表現を食いつくように読むこともあります。時には匂いを嗅いだり、紙の質感を指で確かめたり(笑)

「てにをは辞典」の仲間に、「てにをは連想表現辞典」というのもあります。こちらは小説を書く人向けの表現がたくさんあるようです。


以上が私のオススメ辞典3選です。
もう少し、辞典を使うことを癖付けたいな。


サポートありがとうございます。