見出し画像

「シャムロック・デー」に緑が使われる理由がやっと分かった!

あつ森では日本の伝統的なひな祭りやお正月など、北米のクリスマスやサンクスギビングデーなどのイベントが行われたり、アイテムが売られたりする。

カナダに住む私も、リアルの生活で何気なくクリスマスやサンクスギビングをお祝いしていたけど、あつ森をするようになってから、色んな行事や祝日について興味を持つようになった。

その中でも、不思議に思っていた「シャムロック・デー」。私は「セイント・パトリック・デー」と聞くことが多い。

3月17日がその日。毎年この時期になると、「緑」のアイテムでシーズンコーナーの棚が埋め尽くされている。カナダの100均に行くと、この通り。

画像1

私の友達は「セイント・パトリック・デー」に、緑の帽子や服を着て、緑色のお酒を飲んでいた!

至るところ緑!なんで?緑とこのイベントは、何の関係があるの?

あつ森でも、アイテムが売られている。これは、いよいよ調べないといけないときが来た。

「セイント・パトリック・デー」は聖人パトリックさんが亡くなった日。アイルランド発祥で、1500年以上前に始まったそう。パトリックさんはイギリスで生まれたんやけど、16歳の時に誘拐されてアイルランドに連れて行かれたらしい。しかも、奴隷として働かされたんやって。想像するだけで怖い…。

彼は自力で逃げたけど、アイルランドの人たちをキリスト教を広めるために、またアイルランドに戻ったみたい。その次に彼がしたことは、修道院、教会、学校の設立もしたすごい人。彼の偉業を称えるために、キリスト教徒の人たちは、彼が亡くなった3月17日をお祝いするようになったそう。

「セイント・パトリック・デー」がイベントになった経緯は分かったけど、じゃあシャムロックって何?

画像2

画像5

「シャムロック」は、ざっくり言うと三つ葉のクローバー。本来はシロツメクサやカタバミなどの葉っぱが3枚に分かれている植物を総称して「シャムロック」と呼ぶみたい。

パトリックさんはキリスト教を広める時に、この三つ葉のクローバーを使って「三位一体」の説明をしたんだとか。なるほど!だから緑のアイテムがこのイベントで使われるのか!Make sense.

クローバーはアイルランドの国花で、幸運のシンボルとして愛されているみたい。パトリックさんのおかげで、国花に認定されたのかな?

だから「シャムロック・デー」とも呼ぶのか。元々はキリスト教のイベントで、世の中にはキリスト教じゃない人もいる。そういった関係で、あつ森では「シャムロック」と呼ばれるのかもしれないな。

画像3

パトリックさんを調べていて、おもしろいと思ったこと。初めて知ったんやけど、アイルランドにはヘビがいないらしい!

それはパトリックさんが、ヘビをアイルランドから追い出したから…と昔は信じられていたみたい。でも実際は、気候が関係していただけ。海面上昇で大陸が切り離されて渡って来られなかったのと、アイルランドは寒いからヘビには住みにくい気候が原因だったんやって。

聖人とだけあって、当時の人たちはパトリックさんを「神」だと思っていたのかも。だから何でもできる、と信じていたんかな。

カナダに住んで7年。「セイント・パトリック・デー」はなんで緑やねん!の疑問が、あつ森のおかげで解消できた。

画像4

あつ森とか本とか自分の好きな物を通してだと、普段興味がないものも調べたくなる。あつ森をしてから、色んなイベントや国別?のアイテムの由来とかを知って、自分の知識になるのは楽しいな〜。

サポートありがとうございます。