【第29話】呪いの言葉さん、さようなら
未だ私にまとわりつく、呪いの言葉たち。これらは、怒りが最高潮に達した父の口から「必ず」吐き出されていた。毎日のように、その言葉で心をめった刺しにされ、傷口をえぐられるように感じていた。
癒やす方法はただ一つ。
自分にかける言葉を変えること。
*読む時のお願い*
このエッセイは「自分の経験・目線・記憶”のみ”」で構成されています。家族のことを恨むとか悲観するのではなく、私なりの情をもって、自分の中で区切りをつけるたに書いています。先にわかって欲しいのは、私は家族の誰も恨ん