しにたいども
しにたいどもが吐く息が身体にまとわりついてくる
あともう少し
もっともっと
成長したい成長したい
ノノの望む武士共の、消えてしまいそうな煩い声
耳障りな声、声、声どもども
明日の風だとか今日の夜だとか
重たい夜にも勝てない
しにたいども
ここにいることができない
しにたいども
退屈な退屈がまとわりついてまとわりついて仕方がない
分厚い皮に隠れたしにたいが、嘘をつきながら身体にめりこむ
テメェのことなんか知るか
一生走り回ってろ
いただいたお気持ちは必ず創作に活かします もらった分だけ自身の世界を広げます