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ニセコグラベルのすゝめ(準備編)

先日、イベントとしては2回目となる「ニセコグラベル」へ参加してきた。

北海道の"生きているグラベル"を走れるイベントとして、日本各地からニセコへサイクリストが集結。

私は2022年にロングカテゴリ(約90km)、そして今回の2023年はEXロング(120km)を走ったのでこれまでの経験とともに今回の参戦について記していく。

筆者のグラベル事情について

日本において日ごろの生活の中に「未舗装路」がある人はそう多くない。

私もその1人でグラベルロードに乗ってはいるものの、普段はロードバイクに乗る機会の方が多い。

そんな環境に置かれている中で「気持ちよくグラベルを走りたい」という好奇心と、知人に背中を押されたことがきっかけでグラベルを購入し、2022年と2023年の「ニセコグラベル」に参加した。

グラベルを楽しみたいものの、都市近郊に住んでいて本格的なグラベルを走る機会が多くない人は一度参加してみることをオススメする。

2022年6月にRidley Kanzo speedをバラ完
2023年5月に衝動買いしたCannondale Topstone LAB71にパーツを移植

エントリーとカテゴリについて

2023年は3つのカテゴリとなり、それぞれ下記のコースプロフィールとなった。

・ミドル→ 60km(距離)/1100m(獲得標高)
           グラベル率…42%(約25km)

・ロング→ 88km(距離)/1600m(獲得標高)
           グラベル率…51%(約45km)

・EXロング→ 122km(距離)/2300m(獲得標高)
           グラベル率…58%(約71km)

まず初めにお伝えするのは、舗装された道を走るよりも確実に疲労度は高いということ。

ロードバイクとは異なり、ペダルを踏みやめて惰性で進めるという区間は勾配のキツい下りでない限り基本的に存在しない。

あくまでも私の感覚をベースにしたオススメとしては、日ごろからロードバイクなどで距離を走られている方はロング、もしくはEXロングが楽しめると思う。
時間に余裕をもって楽しみたい方はロング、しっかりと距離を走りたいという方はEXロングがいいだろう。

じゃあ、ミドルは?というとロードバイクに日ごろから乗っている方でもグラベルを走ったことがない人、時間を気にせずゆっくり走りたいという人にはオススメしたい。

エントリー後の流れ

エントリーをしたら基本的には

行程(日程)の決定

行きの航空券の予約

新千歳空港からニセコまでの移動手段の決定

ホテルの決定

帰りの航空券の予約

となる。

2023オータムライドの大まかな行程

行程について

まず、第一に行程(日程)だが、私たちは木曜日の夜に新千歳空港着のフライトで北海道に入った。(ライドの日は日曜日)

しっかりと北海道を楽しみたい!という人は金曜日には北海道に入ることをオススメする。(上司や同僚に理解を得るためにも日ごろから布石は打っておきましょう)

航空券に関しても3ヶ月ほど前に予約すると比較的安く航空券の予約ができる。(※航空会社のセールと重なるケースもあるので見極めるべし)

可能なら帰りは月曜日がオススメだ。
イベントが終わってから新千歳空港に移動するというのはあまり現実的ではない。(約100㎞、車で2時間程度)

そのため、月曜日まで滞在できると余裕をもって北海道を楽しめる。

飛行機は早割などを駆使すれば、往復で約3万円程度

北海道の移動について

新千歳空港からの移動については、レンタカーが主要な移動手段になる。
鉄道では新千歳空港からニセコまでの所要時間が3時間半~4時間な上、1時間に1本程度しかない。
(※自走という強者もいたようですが、一般人は真似しないように)

単独での参加であれば鉄道の選択肢は致し方ないかと思うが、複数人の移動であればレンタカーが機動力も高いのでオススメ。
今回私たちはバンタイプのハイエースで4人4台で移動した。

2022年の画像、ハイエースロングで4人4台+手荷物でちょうど良い

ホテルについて

ウィンタースポーツで世界的に有名なニセコ町だが、夏の時期は閑散期に当たるようでホテルの値段も比較的手頃。

倶知安、ニセコのあたりでは1泊 5,000~10,000円程度で泊まれるホテルも点在している。
また、少し会場からは離れるが、倶知安はニセコ町周辺よりも栄えており、こちらも選択肢に上がる。

執筆時(10/10)だが、1泊あたり5000円~1万円程度のホテルが比較的多い

食事について

前述のとおり、閑散期に当たるようで飲食店が早い時間で閉まったり、そもそも営業していないということもある。

倶知安の市街にはジンギスカンや寿司、ピザ、居酒屋系などさまざまな店舗があるので選択肢には困らないと思うが、事前に調べておくに越したことはない。

👆ニセコ周辺の飲食店

👆倶知安周辺の飲食店

服装について

北海道を舐めてはいけない。(戒め)
9月といえど、朝夜の気温が1桁になることもある。(イベント当日の朝は6℃)

本州で半袖で過ごしていた我々からするとあまりにも寒い。これぞ試される大地である。

しかし、日中は自転車に乗っていると、半袖ウェアでも汗をかくほど気温が上がる。つまり寒暖差が激しい。

出発前に天気予報を確認したうえで、服装やウェアのチョイスをする必要がある。

ライド当日はスタートが6:30だったが、

・上下半袖のウェア(日中は20℃を超えるため)
・薄めの吸水性の高いノースリーブインナー(汗をかくことを見越して)
・レインジャケット(早朝の寒さ対策)
・レッグウォーマー(早朝の寒さ対策、途中で脱げるように)

で私は出走した。

イベントパートナーのPAS NORMAL STUDIOSのウェアで出走

以上がライド前の準備となる。
もし、2024年の参加を考えている人の参考になればうれしい。

次回へと続く(10月中に更新したい)

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