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ゼミの取り組み 課題図書 3冊目

■3冊目はこちら  
  阿部彩
『子どもの貧困』

[本書の概要]  
学力,健康,親との交流.大人になっても続く,人生のスタートラインの「不利」.OECD諸国の中で第2位という日本の貧困の現実を前に,子どもの貧困の定義,測定方法,そして,さまざまな「不利」と貧困の関係を,豊富なデータをもとに検証する.貧困の世代間連鎖を断つために本当に必要な「子ども対策」とは何か 
    
[ゼミ生の読後コメント①]  
貧困問題はアフリカなどの発展途上国の問題であると考えている日本人は少なくないのではないだろうか。私もその一人だった。だが、この本で書かれているのは日本の子供の抱える貧困問題であった。普段私たちが目に見えないふりをしている日本の貧困問題。この本を読むことは日本の貧困問題について考える第一歩となる。  
  
[ゼミ生の読後コメント②]  
 貧困とは、金銭的・物質的に満たされないことだろうか。子どもたちの直面する貧困は、実は孤独感やストレスなど目に見えないものの欠落も少なくない。また、DVや女性や障がい者などの収入不足など、原因は多岐にわたる。社会の全てを変えなければ、この問題は解決しないという現実を突きつけられた。

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