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詩のご紹介131 ロバ ちょっとすねた(小黒恵子作) ~モンキーパズル~

  こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。

 小黒恵子最後の詩集となる「童謡集:モンキーパズル」では、野に咲く小さな草花や虫を歌った詩から、サバンナで繰り広げられる鳥獣の死闘の詩まで、色々な詩が含まれています。
 今回は、「ロバ ちょっとすねた」~Ⅱ~ です。

 「童謡集:モンキーパズル」については、下記をご覧ください。

ロバ ちょっとすねた
~モンキーパズル Ⅱより~
小黒恵子 作 

にもつがあんまり 重いので
ロバ ちょっとすねた
引いても押(お)しても 動(うご)かない
そこで少年は にもつを半分
じぶんの背中(せなか)に しょいました
カッポ ポッコ カッポ ポッコ
カッポコ ポッコ ポッコ ポッコ
              あるく

アブたちあんまり うるさくて
ロバ ちょっとすねた
足ぶみしていて あるかない
そこで少年は 上着(うわぎ)をふりふり
アブ追(お)いしながら 行きました
カッポ ポッコ カッポ ポッコ
カッポコ ポッコ ポッコ ポッコ
              あるく

お日さまあんまり 照(て)らすので
ロバ ちょっとすねた
やさしい声にも しらん顔
そこで少年は 木かげに休んで
だいじなお水を あげました
カッポ ポッコ カッポ ポッコ
カッポコ ポッコ ポッコ ポッコ
              あるく

 NHKの「みんなのうた」で、1983(昭和58)年4月~5月に放映されています。<アグネス・チャン>

 最後までお読みいただき、ありがとうございます。
 次回は、「アヒルと少女」(童謡集:モンキーパズル ~Ⅱ~)をご紹介いたします。(S) 

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