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No.551 小黒恵子氏の詩-18 (いろんなシッポ)

 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。

 今回からは、こどものうた(日本童謡協会編)に紹介された小黒恵子氏作の詩 をご紹介します。今回は、「こどものうた」第1集となる1977(昭和52)年のご紹介です。全部で85編あります。

いろんなシッポ
                        小黒恵子
コンコン コンニチハ
ばけるにじゃまな キツネのシッポ
きれてもまたでる トカゲのシッポ
ボンボンどけいの ブランコは
やっぱりシッポ じかんのシッポ
ボンボンボーン ボンボン

スイスイ スイミング
およぎがうまい サカナのシッポ
タクトがじまんの 子犬のシッポ
おしゃべりわるくち うそっぱち
やっぱりシッポ ことばのシッポ
ヤンヤンヤーン ヤンヤン

ペタッペタッ ペッタンコ
スコップがわりの ビーバーのシッポ
みみよりみじかい ウサギのシッポ
SLのはいてく けむりは
やっぱりシッポ きえてくシッポ
ボーボーボォーッ ボボボーッ

1977年(昭和52年)4月25日発行 こどものうた‘77  日本童謡協会年刊童謡集

  小黒恵子氏は、編集委員になっています。下記は、創刊号の「あとがき」です。

  日本童謡協会では、昭和52年度より、詩人会員の自由参加による「年刊童話集」を刊行することになりました。このアンソロジーは、その第1週というわけです。85名の詩人が、それぞれ1編ずつ、新作・未作曲の作品をもって参加しました。当然のことながら、参加作品は、思い思いの作風を示して咲き競い、まさに百花繚乱の感があります。
 当協会の作曲家会員をはじめとして、こどものうたに意欲を燃やしておられる作曲家諸氏のご利用を、心からお願い申し上げる次第です。
           昭和52年1月

                日本童謡協会
                「年刊童話集」編集委員
                小黒恵子、薩摩忠、高田敏子、名取吾朗

1977年(昭和52年)4月25日発行 こどものうた‘77  日本童謡協会年刊童謡集

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 次回も、「こどものうた」(日本童謡協会年刊童謡集)から、「詩」をご紹介します。(S)

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