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No.523 小黒恵子氏の紹介記事-89 (語り楽しむ民話の世界)

 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。

 様々な新聞記事等をご紹介しています。今回は、新聞に掲載された小黒恵子童謡記念館の記事 をご紹介します。

語り楽しむ民話の世界 小黒恵子童謡記念館1周年祝いステージ

日本で初めての童謡館として川崎市高津区諏訪にオープンした「小黒恵子童謡記念館」の設立一周年を記念した「語りと朗読と童謡の集い」が七月十二日、同記念館で開かれる。語り女優の松尾敦子さんを招き、民話や童謡を中心に子供も大人も楽しめるステージ構成で一周年を祝う。
記念館は詩人・童謡作家として活躍している小黒さんが「これまで口ずさまれてきた歌を残し、新しい童謡が生まれる土壌になれば」と昨年七月、私費を投じてオープンさせた。
明治十二年に建てられた小黒さんの住まいの大黒柱、梁(はり)などをそのまま残して改築。珍しい木製スピーカーの手巻き蓄音機やドイツ製の大型オルゴールなどを使った童謡演奏、ピアノの生演奏などが行われている(毎週土・日曜の午前十一時から午後五時まで開館)。
館内にはこのほか、小黒さんが集めた童謡関係の資料や、小黒さんと親交のある作曲家が書いた直筆の楽譜なども陳列。画家の故谷内六郎さんが寄せた絵なども展示されており、資料館としての人気も高く、家族連れや童謡ファン、音楽家らに愛されている。
「童謡を通して自然の営みのすばらしさを伝えたい」というのが、小黒さんの一貫したライフワーク。「十年来の夢だった」という記念館設立を果たした後も、オープン以降の入館料(大人五百円、子供二百円)はそのまま世界自然保護基金(WWF)に寄贈している。
「語りと朗読と童謡の集い」は、午後二時から松尾さんによる「賢治と民話の小宇宙」と題した語りを上演、その後、来館者全員で有名な童謡を楽しむ構成。当日に限り入館料は茶菓子付きで千五百円。定員八十名。問い合わせ、申し込みは同館☏044(822)3011

神奈川新聞 平成4年(1992年)6月17日

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 次回は、1992(平成4)年の紹介記事をご紹介します。(S)

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