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詩のご紹介161 もうひとりのあたし(小黒恵子作) ~エメラルドの約束

 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。

 今回の詩は、大人の詩集第2作目「エメラルドの約束」から、「もうひとりのあたし」(エメラルドの約束)です。

「詩集:エメラルドの約束」については、下記をご覧ください。

まずは「目から」。

もうひとりのあたし
~エメラルドの約束 「エメラルドの約束」より~
小黒恵子作

あなたは誰
あたしの心のなかに
いつでも住んでいるのね

やさしかったりきびしかったり
あるときはあたしに反対するあなた
逢いたい 逢いたくない
行きたい 行きたくない

あなたは
あたしと死ぬまでいっしょの
不思議な友達
あなたは
あたしを誰よりも愛してる
もうひとりのあたしなのね

乾杯しましょう

 次は「耳」からお聴きください。

 朗読:大森寿枝
 
 最後まで、お読みお聴きいただき、ありがとうございます。
 次回の詩は「花の幻」(エメラルドの約束)です。(S)

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