詩のご紹介63 夕立(小黒恵子作) ~シツレイシマス

 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。

 童謡集「シツレイシマス」の作品をご紹介していきます。
 今回の詩は、「夕立」です。

 「童謡集:シツレイシマス」については、下記をご覧ください。

夕立
~シツレイシマス 「Ⅱ カボチャの たね」より~
小黒恵子作 

夕立 すぎた
けや木の 葉っぱが
みどりを ました

夕立 すぎた
セミの 合唱
まえより ふえた

夕立 すぎた
芝生の バッタの
ジャンプが めだつ

夕立 すぎた
となりの 屋根が
まぶしく ひかる

夕立 すぎた
ヘチマの 子どもが
チョッピリ ふとった

この作品は、「童謡集 ホラ 耳をすまして」~Ⅶ 夕立~「小黒恵子 こどものうた選集 うたのパレット」にも掲載されています。「童謡集 ホラ 耳をすまして」では、「ました」→「増した」と、漢字になっています。「うたのパレット」は、まったく同じ詩です。

 ■「童謡集 ホラ 耳をすまして」バージョン:

夕立
~ホラ 耳をすまして 「Ⅶ 夕立」より~
小黒恵子作 

夕立 すぎた
けやきの 葉っぱが
みどりを 増した

夕立 すぎた
セミの 合唱
まえより ふえた

夕立 すぎた
芝生の バッタの
ジャンプが めだつ

夕立 すぎた
となりの 屋根が
まぶしく ひかる

夕立 すぎた
ヘチマの こどもが
チョッピリ ふとった


■「小黒恵子 こどものうた選集 うたのパレット」バージョン:

夕立
作詞:小黒恵子  作曲:草川 啓

夕立 すぎた
けやきの 葉っぱが
みどりを ました

夕立 すぎた
セミの 合唱
まえより ふえた

夕立 すぎた
芝生の バッタの
ジャンプが めだつ

夕立 すぎた
となりの 屋根が
まぶしく ひかる

夕立 すぎた
ヘチマの こどもが
チョッピリ ふとった

 それでは、「やさしい童話と童謡」の朗読から、「うたのパレット」編の「夕立」をお聞きください。


 最後までお読み、お聞きいただき、ありがとうございます。
 次回は、「きんちゃくそう」(童謡集:シツレイシマス)です。(S)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?